東京とロンドンを拠点に、プロダクトデザイン、現代美術、邦楽、CG表現を横断するアーティスト・strangers。その個展「strangers | Collection 01 『BLACK AND BLUE』」が東京・表参道のスパイラルで開催される。会期は6月18日〜22日。
本展は、2026年以降「色・音・現象」をキーコンセプトに多様な展開を見せるstrangersの、プロダクトを活かした大型インスタレーションアートと様々な形態のフィジカルアートで構成される展覧会だ。

「意味の網」から逃れる現代の余白
strangersは効率や計画性によってすべてに役割が与えられてしまう現代社会のあり方に疑問を投げかけてきた。意図的に「何も無い状態」をつくり出すアプローチとして、透明なガラスを素材として選択。主張を持たず背景に溶け込み、空間全体の輪郭を曖昧にする周辺的な作用をもたらすものとして、ガラスを軸に作品制作してきた。


「物体は消えていないが、意味としては消えている」という感覚は、人間の「記憶」の不確かさや曖昧さとも深く重なり合う。strangersは天候や外光、視点によって像を変化させる「テクスチャガラス(Ribbed Glass)」の重なりを通し、実体を持たず外界との関係の中で都度立ち現れる記憶の性質を、空間に灯し出すことを試みている。



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