MAGAZINE

日本の美術館では初の包括的なブランクーシ展。「ブランクーシ 本質を象る」がアーティゾン美術館で来春開催へ

20世紀彫刻の先駆者と評されるコンスタンティン・ブランクーシ(1876〜1957)。その創作活動の全体を日本の美術館では初めて紹介する展覧会「ブランクーシ 本質を象る」が、アーティゾン美術館で開催される。会期は2024年3月30日〜7月7日。

NEWS / EXHIBITION

第30回

展覧会と誌面にまたがるインターメディアの試み。プレイバック!美術手帖:特集 1969年5月号増刊「人間とテクノロジー」

『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1969年5月号増刊より特集「人間とテクノロジー」をお届けする。

SERIES / プレイバック!美術手帖

PREMIUM

二度と開催できない? 印象派の画家たちが「紙」に描いた作品がロンドンに集結

印象派の画家たちが紙の上に描いた作品だけを集めた「インプレッショニスツ・オン・ペーパー」が、ロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開幕した。日頃の展覧会では目玉として扱われることが多いキャンバス上の油彩画は一点もなく、パステル画や水彩画などおよそ80点を集めたエキシビションだ。ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホなど印象派、後期印象派として歴史に名を残す錚々たる画家たちが手がけた紙上の作品が一堂に介するまたとない機会となっている。会期は2024年3月10日まで。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第30回

WORLD REPORT「ロサンゼルス」:国家や大陸、時代の枠組みを解体するブラック・コンテンポラリー・アート

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年10月号の「ロサンゼルス」では、「アフロ・アトランティック・ヒストリーズ」展、「ハンク・ウィリス・トーマス:私は川を知っている」展、マーティーン・シムズ「故郷では負け犬」展を紹介。ブラック・コンテンポラリー・アートの活発化と、そこで語られる多角的な視点に注目し、廣李果がリポートする。

SERIES / WORLD REPORT

創造と生成のはざまに生まれるシナジーを掬い上げる。MOTアニュアル2023が問いかけるものとは何か

東京都現代美術館で「MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ」がスタート。第19回目の開催となる本展では、「アナログ(創造)」と「デジタル(生成)」の二項対立的な関係性を見直し、そのはざまだからこそ生み出される効果に着目するものとなる。会期は2024年3月3日まで。

NEWS / REPORT

ワタリウム美術館の建築空間と向き合う体験を。梅田哲也によるツアー型展覧会の試み

様々な場所でツアー形式の作品を発表してきた現代アーティスト、梅田哲也。東京・神宮前のワタリウム美術館の建築にフォーカスし、ひとつのパフォーマンス公演のように構成した展覧会「wait this is my favorite part / 待ってここ好きなとこなんだ」が始まった。会期は2024年1月28日まで。

NEWS / REPORT

第70回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」: 想いを寄せる「手紙」

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第70回は、「手紙」というかたちで自分を表現する河野芽衣さんに迫る。

幽霊はどこにでもいる。清水穣評「幽霊の道具」展

スプラウトキュレーションで開催された「幽霊の道具」展 を美術評論家・清水穣がレビュー。宇田川直寛、横田大輔、草野庸子、濵本奏、古田直人、渡邊聖子ら6名の写真家による作品から、写真の現在形を紐解き、観測する。そこ見られた特徴や傾向は何か、そこから外れる作家の視点はどこにあるのかを考察する。

REVIEW

わずかな大地を根が掴む。椹木野衣評「ここに根をはる ─津波のあとの植物たちとその環境」展

「せんだい3.11メモリアル交流館」で開催された倉科光子による「ここに根をはる ─津波のあとの植物たちとその環境」展を美術批評家・椹木野衣がレビュー。地層の変化がもたらす植物の動きをとらえた倉科による水彩画を、椹木が自宅の庭の様子と重ね合わせながら論じる。

REVIEW

ようこそ、ミュシャの教室へ。企画展「ミュシャとパリの画塾」が大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館で開催

アール・ヌーヴォーを代表する画家、アルフォンス・ミュシャ。その知られざる画塾の教師としての一面に光を当てる企画展「ミュシャとパリの画塾」が、大阪の堺 アルフォンス・ミュシャ館で開催される。会期は前後期合わせて12月2日〜2024年3月31日。

NEWS / PROMOTION

国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞2023入選作品展」が代官山で開催へ。ファイナリスト13名の作品が一堂に

前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団によって、全国の学生を対象に実施されてきたアートコンペディション「CAF賞」。その第10回目となる今年、ファイナリスト13名による入選作品を展示する「CAF賞2023入選作品展」が東京・代官山のヒルサイドフォーラムで開催される。会期は12月12日〜17日。

NEWS / PROMOTION