東大で初のアートセンター。「東京大学アートセンター 01_ ソノ アイダ」が開設

貸し物件や空き物件、建て直しまでの占有権のないその間を、空間メディアとして活用するアートプロジェクト「ソノ アイダ」が東京大学と連携し、新たな試みとして「東京大学アートセンター 01_ ソノ アイダ」を開設。アートプロジェクト「ソノ アイダ# 東京大学」をスタートさせる。

東京大学アートセンター 01_ ソノ アイダ 外観

 これまで「ソノ アイダ# 新有楽町」や「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWAARD」などを展開してきたアートプロジェクト「ソノ アイダ」が、東京大学と連携して新たな取り組みをスタートさせる。

「ソノ アイダ」はアーティストの藤元明が主催するもので、2015年より活動。貸し物件や空き物件、建て直しまでの占有権のないその間を、空間メディアとして活用するプロジェクトだ。

ソノ アイダ ARTIST STUDIOの様子(# 有楽町/ 2020)

 この「ソノ アイダ」が東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)と連携し、東京大学では初となるリアルなアートセンター「東京大学アートセンター 01_ ソノ アイダ」を開設。2024年11月から2025年3月末までの5ヶ月間期間限定で「ソノ アイダ# 東京大学」を実施する。

 場所は東京大学本郷キャンパス内、安田講堂の裏手にある解体予定の通信機械室1階~ 2階を改装し活用。「ソノアイダ# 東京大学」では、ARTIST STUDIO(アーティスト・イン・レジデンス)プログラムや作品展示などのアーティスト活動の場を提供し、東京大学芸術創造連携研究機構(ACUT)と連携したシンポジウムや異分野交流会など、開かれたアートの実践を通し、創造性の根源としての様々な「美」へのアプローチの可能性を探るという。

東京大学アートセンター 01_ ソノ アイダ 外観
ソノ アイダ# 東京大学 ARTIST STUDIO 101 内観(改装前)

 ARTIST STUDIO(東京大学アートセンター 01_ ソノ アイダ 1階)では2名のアーティストによる公開制作を実施。第1期(12月4日〜1月31日)は、ニューヨークを拠点とするアーティストの野村在と、素材にとらわれず大小の「場」を創造する彫刻家の柳原絵夢が参加。また2階には多目的ギャラリー、スタジオ兼サロンの2室を設置。オープニングアクトとして藤元明個展「陸の海ごみとその変遷 -Transition of Marine Debris」(12月4日〜12月22日)を開催する。

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