空間に立ち現れる様々な黒/陰影。松延総司の個展「See the Shades」をHAGIWARA PROJECTSでチェック

日常で目にする「もの」にわずかなアプローチを加え、新たな認識や視点を提示してきた松延総司。その個展「See the Shades」が、東京・西新宿のHAGIWARA PROJECTSで開催される。本展では斜線の筆致をプリントした壁紙のシリーズを中心に、近作を展示。会期は7月20日〜8月11日。

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「絵画」はいかに機能するのか? 中村史子評「暗黙知の技術」展

「“絵画”の意味が露散した時代に、私たちはなぜ“絵画”を選び、制作するのか?」。その答えを探求するべく、岡本秀、木村翔馬、小山しおり、西原彩香、松平莉奈の5名が105x148mm以内の小品を出品した「暗黙知の技術」展が京都・FabCafe Kyoto / MTRL KYOTOで開催された。本展を愛知県美術館学芸員の中村史子がレビューする。

REVIEW

dunhillがコレクションピースに小林健太の作品を起用。破損的なアートワークをプリント

イギリスのファッションブランド「dunhill(ダンヒル)」が、2020年春夏コレクションで、写真家・小林健太とコラボレーション。Photoshopによって歪みや曲線を多用した抽象的なアートワークが、アウターやテーラリング、カジュアルウェア、レザーグッズにプリントされている。

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コスチューム・アーティスト、ひびのこづえの展覧会が三菱地所アルティアムで開催。「みる・きる・つくる」で体験する作品世界

演劇やダンス、映画、テレビ番組など他分野で衣装を手がけるコスチューム・アーティスト、ひびのこづえの展覧会「ひびのこづえ展『みる・きる・つくる』」が、福岡の三菱地所アルティアムで開催される。本展ではひびのの作品世界を紹介するほか、様々なイベントも開催。会期は7月20日〜8月25日。

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「STAR WARS™ Identities: The Exhibition」が寺田倉庫G1-5Fで開催へ。『スター・ウォーズ』の世界を体感する大規模展覧会

今年12月に公開の最新作で、ついに完結を迎える映画『スター・ウォーズ』シリーズ。これにあわせ、『スター・ウォーズ』の世界観を体感できる大規模な展覧会「STAR WARS™ Identities: The Exhibition」が、東京・天王洲の寺田倉庫G1-5Fで開催される。会期は8月8日~2020年1月13日。

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第5回

現代美術作品でジェンダー、フェミニズムを語る意味。作家・碓井ゆいインタビュー シリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(4)

世界経済フォーラム(WEF)による2018年度版「ジェンダー・ギャップ指数」で、日本は「調査対象の149ヶ国中110位」という低順位であることが明らかになったが、日本の美術界の現状はどうか。美術手帖では、全11回のシリーズ「ジェンダーフリーは可能か?」として、日本の美術界でのジェンダーバランスのデータ、歴史を整理。そして、美術関係者のインタビューや論考を通して、これからあるべき「ジェンダーフリー(固定的な性別による役割分担にとらわれず、男女が平等に、自らの能力を生かして自由に行動・生活できること)」のための展望を示していく。第4回では、社会で見過ごされてきた出来事や歴史をリサーチし、女性の立ち位置、既成の視点を問う作品を手がけてきたアーティスト・碓井ゆいに話を聞いた。

人類にとって宇宙とは何か。ロシアのアーティスト6名による「夢みる力――未来への飛翔」展が市原湖畔美術館で開催

千葉・市原湖畔美術館で、ロシアの現代アーティスト6名による展覧会「夢みる力――未来への飛翔 ロシア現代アートの世界」が開催される。本展では、多様な作品を通じてロシア文化がいかに宇宙的なものを追求してきたかを示すと同時に、人類における宇宙の意味を問いかける。会期は8月4日〜10月27日。

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菅実花展「The Ghost in the Doll(人形の中の幽霊)」が原爆の図 丸木美術館で開催中。様々な背景を持つ女性たちの思いを「死後記念写真」になぞらえる

ラブドールを妊婦姿で撮影した作品《The Future Mother》で注目を集めるアーティスト・菅実花の個展「The Ghost in the Doll(人形の中の幽霊)」が、埼玉県東松山市の原爆の図 丸木美術館で開催されている。会期は7月15日まで。

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小谷元彦の作品群を通して見る、日本・彫刻の歴史。小田原のどか評「小谷元彦 Tulpa – Here is me」展

彫刻家・小谷元彦は、これまで「ファントム(幽体)」をキーワードに、人間の痛覚や異形のものなど幅広いテーマを取り上げ、作品を生み出してきた。今年4月から5月にかけて東京・天王洲のANOMALYで行われた個展「Tulpa – Here is me」では、2017年に患った心筋梗塞の経験を経た新作を発表。「人体像」にフォーカスした本展を通して、彫刻家で彫刻研究者の小田原のどかが「日本の彫刻の歴史」への問いを開く。

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