
削ることで生み出す「儚さ」への希望。小村希史インタビュー
2020年1月25日まで、東京・表参道のAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで個展「ダイヤモンド」を開催している小村希史。かつて、厚塗りの人物画で知られていた小村が、2018年に開始したシリーズ「Subtract」は、キャンバスの油絵具を削り取ることでつくられるものだ。新たな境地に歩みを進める小村に、これまでの道のりと開催中の展覧会について聞いた。

2020年1月25日まで、東京・表参道のAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで個展「ダイヤモンド」を開催している小村希史。かつて、厚塗りの人物画で知られていた小村が、2018年に開始したシリーズ「Subtract」は、キャンバスの油絵具を削り取ることでつくられるものだ。新たな境地に歩みを進める小村に、これまでの道のりと開催中の展覧会について聞いた。

世界を代表するキュレーターのひとりであるハンス・ウルリッヒ・オブリスト。その公開講義が、東京藝術大学で行われた。

東京・清澄白河の東京都現代美術館で、カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展「もつれるものたち」が開催される。本展には藤井光、磯辺行久のほか、日本では初めての紹介となるアーティストを含め全12組が参加。会期は2020年3月14日〜6月14日(会期変更あり)。

『美術手帖』2020年2月号は「アニメーションの創造力」特集。デジタル技術や鑑賞環境の変化による作品制作のシステムやコンテンツの多様化を背景に、アニメーションのつくり手たちは、新たな技術を駆使しながら、いかにして表現の飛躍を生み出しているのか。またその背景にどんな理念があるのか、創作の原点に迫る1冊となっている。

ボストンにあるノースイースタン大学が、「クリエイティブ・プラクティス・リーダーシップ」という修士コースの設立を発表した。修了時には理学修士(Master of Science)が付与されるというユニークな本コース。どのような目的が背景にあるのだろうか。

ときに通念的な書籍の形式から逸脱し、その枠組みや概念を問いかけるアートブックを揃える出版社「Rondade」。現在、東京・恵比寿のCAGE GALLERYでは、Rondadeによる展覧会「displacement」が開催されている。会期は2020年1月26日まで。

毎年多くの作品が公開されるアートムービー。2020年にはどのようなラインナップが予定されているのか? 編集部が注目する6本をピックアップしてお届けする。

2020年は、日本だけでなく海外でも注目の新美術館が誕生する。そこでここでは、とくに注目したい5つの美術館を開館順にピックアップしてお届けする。

2020年は国内各地で新たな美術館が誕生する年。そこでここでは、とくに注目したい5つの美術館を開館順にピックアップしてお届けする。

2020年に海外の美術館で予定されている展覧会のなかから、注目のベスト5を会期順に紹介。ドナルド・ジャッドやゲルハルト・リヒター、アンディ・ウォーホルなど、現代美術史に巨大な影響を与えたアーティストたちの大規模回顧展をピックアップしてお届けする。

2020年も全国各地で芸術祭が開催される。今回はそのなかから、ヨコハマトリエンナーレ2020をはじめとする注目の芸術祭7つを厳選。新たな試みや地域ならではのプロジェクトなど、その見どころとともに会期順に紹介する。

アーティゾン美術館をはじめ、京都市京セラ美術館や弘前れんが倉庫美術館など新施設の開館が続々と予定されている2020年。オリンピックで国際的な注目度も高まるなか、20年に予定されている大規模展覧会より、編集部注目の展覧会ベスト20を会期順に紹介する。

2020年1月5日まで、渋谷パルコの「OIL by 美術手帖」ギャラリースペースにて、八木沢俊樹が手がけるバッグブランドTOSHIKIとのコラボレーション展、DIS with TOSHIKI「XOXO, SAFETY NET」を開催するアート・コレクティブDIS。かねてよりDISに注目し、ファンであることを公言するファッションデザイナーでアーティストのNukeme(ヌケメ)が、本展を足がかりにその活動をレポートする。

世界的な工業デザイナーであり、数々のSF作品に携わってきたシド・ミードが12月30日、86歳で亡くなった。

美術手帖では、2019年に開催された展覧会のベスト3をアンケート形式で募集。その結果を集計し、それぞれに寄せられたコメントとともに発表する。

様々なトピックスがあった2019年のアートシーン。美術手帖で取り上げたニュースのなかから、とくに振り返っておきたい出来事を2回に分けてお届けする。今回は7月〜12月編。

様々なトピックスがあった2019年のアートシーン。美術手帖で取り上げたニュースのなかから、とくに振り返っておきたい出来事を2回に分けてお届けする。今回は1月〜6月編。

2019年12月末で森美術館館長を退任した南條史生。2006年よりこの美術館を率いてきた南條が、13年間の森美術館と日本美術界を振り返る。

「あいちトリエンナーレ2019」に参加するなど、気鋭の新人作家として注目を集めるトモトシ。現在、埼玉県立近代美術館では、そのトモトシの個展「有酸素ナンパ」が開催中だ。本展でトモトシは、都市と人間、あるいは都市における人間同士の関係性を問い直す実践を「有酸素ナンパ」と定義。新作を含む映像作品の展示を通じて、都市に潜在する様々なシステムの無根拠さと脆弱さを抉り出している。以前よりトモトシの活動を追ってきた批評家の藤田直哉は、本展をどう見ただろうか?

第4回
アーティストは展覧会出品や作品売却など、様々なシーンで契約を結ぶことがある。契約書を読んで納得して判を押しているだろうか? なんとなく不安を感じているアーティストも多いのではないだろうか? そこでここでは、「Art Law」を業務分野として掲げる日本で数少ない弁護士のひとり、木村剛大が、アーティストが知っておくべき契約の基礎知識を解説する。