長谷川祐子と高谷史郎が語る「ダムタイプ」のこれまでとこれから

1984年に京都市立芸術大学の学生を中心に結成され、日本を代表する存在となったコレクティヴ「ダムタイプ」。その活動を包括的に紹介する展覧会「ダムタイプ|アクション+リフレクション」(東京都現代美術館)を記念し、同展のキュレーションを手がけた長谷川祐子と、ダムタイプの中心的存在である高谷史郎が対談。旧知のふたりが、ダムタイプのこれまでとこれからを語った。

INTERVIEW

舞台芸術の新たな表現に挑戦。「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム 2020」が愛知県芸術劇場で上演

舞台芸術の新たな表現に挑戦する実験的なライブ・パフォーマンス「サウンドパフォーマンス・プラットフォーム 2020」が、2020年2月23日に愛知県芸術劇場の小ホールで上演。「音が描く時間」をテーマに、2組のゲストアーティストと3組の公募アーティストがパフォーマンスを行う。

NEWS / HEADLINE

脳科学者・中野信子がAKI INOMATAの作品に見るアートの可能性

人間以外の生物との協業によって作品を生み出すアーティスト・AKI INOMATA。脳にまつわる多くの著作を執筆し、幅広いメディアで活躍する脳科学者の中野信子。かねてより親交のあるふたりが、AKI INOMATAの作品を手がかりに、お互いの視点で脳とアートの相互作用について語りあった。

INTERVIEW

PREMIUM

2019年展覧会入場者数TOP10。1位はフェルメール展の68万人

2019年の美術館展覧会を数字で回顧。日本全国の美術館・博物館で行われた展覧会のなかから、入場者数TOP10を紹介する。(※対象展覧会は2019年1月1日〜12月8日の期間に開催されたもので、2018年から会期がまたいでいるものも含む。回答がなかったもの、ウェブサイト公開不可のもの、入場者数を公表していないものは含まない)  

INSIGHT

美術を取り巻く構造に風を通す。中村史子評 泉太郎「スロースターター バイ セルフガイダンス」

自身のパフォーマンスを収めた映像やインスタレーション、ドローイングなど幅広い方法によって作品を発表している泉太郎。名古屋芸術大学Art&DesignCenterにて「芸術大学」をテーマに据えた個展を開催。自身も学生として過ごし、現在は教鞭を執っている「芸術大学」という空間をとらえなおし、アートと社会システムとのあいだに起こる摩擦について再考。あらゆる要素がからみあった複雑な構成のなかで泉が投げかける問いを、愛知県美術館学芸員の中村史子が読み解きレビューする。

REVIEW

巨大作品が面接空間に出現。「CAF賞2018」最優秀賞者・根本祐杜の初個展「PERFECT OFFICE」に注目

国内最大級の学生向けアートコンペ「CAF賞2018」で最優秀賞を受賞した根本祐杜が、その副賞として初めての個展「PERFECT OFFICE」を青山のAOYAMA STUDIO164で開催する。オフィスを舞台にした最高の面接を設計し、2.5トンにおよぶ大量の土を用いた新作がメインとなって展開される。会期は2020年1月11日〜19日。

NEWS / PROMOTION

建畠晢×逢坂恵理子 対談 「1989年」から遠く離れて(後編)

昭和が平成に変わり、ベルリンの壁崩壊、天安門事件など、歴史的に重要な出来事が重なった1989年から30年。この間のアートシーンの目撃者であり、かつ仕掛人でもあったふたりの対談。後編は建畠と逢坂がそれぞれ担当したヴェネチア・ビエンナーレ日本館の動向や、これまで語られにくかった表現に光をあてた潮流を振り返り、これからのアートシーンにつなげる対話へと向かう。

INSIGHT / PROMOTION

1年を通し3期に分けて開催。アーツトワダの10周年記念展に鈴木康広、目【mé】、津田道子ら参加

2020年で完成から10周年を迎える青森県十和田市の「アーツトワダ」。これを記念する展覧会「インター + プレイ」が、1年を通し3期に分けて内容を変えながら開催される。会場は十和田市現代美術館。会期は2020年4月18日〜8月30日(第1期)、9月19日〜2021年1月11日(第2期)、21年1月23日〜5月30日(第3期)。

NEWS / EXHIBITION

岩間朝子がボルボ スタジオ 青山で個展「ハマナスのニッポンソッパ[Nyponsoppa]」を開催

美術手帖とVOLVOのコラボ—レションプロジェクト「美術手帖 ✕ VOLVO ART PROJECT」。その第11弾として、岩間朝子による展覧会「ハマナスのニッポンソッパ[Nyponsoppa]」を開催する。岩間は今回の展示で、18世紀ごろに日本から運ばれ、現在はヨーロッパに自生するハマナスの実(ローズヒップ)に着目。自己採集したハマナスにまつわる物語のポスターを展示する。会期は2020年1月17日〜31日。

NEWS / EXHIBITION

「シアターコモンズ’20」の参加アーティスト第1弾が発表。VR技術を用いた小泉明郎の演劇作品『縛られたプロメテウス』の上演が決定

日常生活で演劇的発想を活用し「来たるべき劇場/演劇」を提示するプロジェクト「シアターコモンズ」 。第4回目となる「シアターコモンズ’20」の参加アーティスト第1弾として、シャンカル・ヴェンカテーシュワラン、ジルケ・ユイスマンス&ハネス・デレーレ、小泉明郎、ナフームの4組が発表された。会期は2020年2月27日〜3月8日。

NEWS / EXHIBITION

建畠晢×逢坂恵理子 対談 「1989年」から遠く離れて(前編)

今年は1989年という、国際史的・文化史的に大きな意味のある年から30年の節目だった。そこで、この30年間のアートシーンを生き、そこに大きく関与した2人の対談が実現した。1989年、日本では年初に昭和から平成になり、国外ではベルリンの壁崩壊や天安門事件など歴史的な出来事があった。美術の世界では何が起き、そしてそこからの動きはどのように今日に、また来る2020年代につながるのか。同対談の発案者である林洋子を進行役に、前後編でお届けする。

INSIGHT / PROMOTION

モードと香水瓶の軌跡をたどる。ポーラ美術館で「モードとアートの香水瓶―ポワレ、 スキャパレッリ、 ディオール」展をチェック

箱根のポーラ美術館では、「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、 エルンストと日本のシュール」展の関連企画として、 「モードとアートの香水瓶―ポワレ、 スキャパレッリ、 ディオール」展が開催されている。会期は2020年4月5日まで。

NEWS / EXHIBITION

とんだ林蘭が有田焼とコラボ。自身のライフスタイルブランド「MAD FRUITS」から口紅型のフラワーベースやランプシェードを発表

アーティストのとんだ林蘭がプロデュースするライフスタイルブランド「MAD FRUITS(マッドフルーツ)」が、有田焼とのコラボレーションが中心の新コレクションを発表。現在、公式通販サイトで数量限定にて販売されている。

NEWS / EXHIBITION

宇宙論を参照するアーティスト。パロマ・ボスケの東京初個展「ダークマター」がBLUM&POEで開催へ

ブラジルのサンパウロを拠点に活動を行うアーティスト、パロマ・ボスケの東京初個展「ダークマター」が、原宿のBLUM&POEで開催される。様々なフォーマットやスケールのコンポジションによって、きわめて繊細な世界を生み出してきたボスケの感覚に触れたい。会期は2020年1月25日~2月29日。

NEWS / EXHIBITION

日系移民の思い出と記憶を多層的に内包する作品群。はがみちこ評「大﨑のぶゆき:ブエノスアイレス」展

2019年の4月から約1ヶ月間、アルゼンチン・ブエノスアイレスでのレジデンスに参加した大﨑のぶゆき。本展では、現地で生活する日系移民たちの記憶や思い出についてのリサーチを起点にした作品を発表した。独自の理論を展開する作家の試みを、アート・メディエーターのはがみちこが論じる。

REVIEW

生きものとともにつくる作品に結晶する生と死。逆卷しとね評「AKI INOMATA 相似の詩学──異種協働のプロセスとゆらぎ」展

ヤドカリや犬といった動物との協働による作品を発表するアーティスト、AKI INOMATA。北九州市立美術館での個展「相似の詩学──異種協働のプロセスとゆらぎ」展は、「他者」という概念や、ヒトと生物の共存、生と死のプロセスについて、鑑賞者に思考をめぐらせる。ダナ・ハラウェイや共生論を専門とする学術運動家/野良研究者の逆卷しとねが、本展について論じる。

INSIGHT

廃れた流行の新たな着地点。小野寺奈津評 PUGMENT 2020SS「Purple Plant」

大谷将弘と今福華凜によるファッションレーベル「PUGMENT」が、2020年春夏コレクション「Purple Plant」を発表。東京都現代美術館の企画展「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」で、本コレクションのインスタレーション展示のほか、一夜限りのファッションショーも行った。戦後の占領下で言葉が失われた世界を舞台に、Tシャツの文字から歴史を復元しようと試みた本コレクションは、短命な流行を繰り返す現代のファッションシーンにどう作用するだろうか? 国立新美術館特定研究員の小野寺奈津がレビューする。

REVIEW

カオス*ラウンジによる「芸術動画ヤミ市 ――冬のマーケット」が開催。アーティストの作品展示と販売、パフォーマンスも

黒瀬陽平が率いるアーティストグループ・カオス*ラウンジによる配信型のネットスクール「カオス*ラウンジの芸術動画」。その「芸術動画」のイベント「芸術動画ヤミ市 ――冬のマーケット」が、12月27日〜28日早朝にかけて東京・京浜島のBUCKLE KÔBÔにて開催され、アーティストの作品展示や販売、パフォーマンスが行われる。

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