竹内栖鳳からオラファー・エリアソンまで、今週末に見たい展覧会ベスト3
今週スタート、または9月27日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。新型コロナウイルス対策にともなう事前予約の方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。
今週スタート、または9月27日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。新型コロナウイルス対策にともなう事前予約の方法や注意事項については、各館の公式ウェブサイトを参照してほしい。
既存の華道流派に属することなく、独自の花の表現を追求した孤高のいけばな作家・中川幸夫。中川のガラス素材に対する解釈と、器と花を一体化させる独自の思考に触れることのできる特別展 「生けるガラス ―中川幸夫の花器」が石川県能登島ガラス美術館で開催中だ。会期は12月13日まで。
竹内栖鳳をはじめとした、近代から現代にかけての日本画家が動物を描いた作品による展覧会「竹内栖鳳《班猫》とアニマルパラダイス」が東京・広尾の山種美術館で開催されている。会期は11月15日まで。
近年、グローバルに活躍した近現代の人物を題材とした「帰って来た」シリーズに取り組む小沢剛。その全5作品を一挙に公開する個展「小沢剛展 オールリターン ―百年たったら帰っておいで 百年たったらその意味わかる」が、弘前れんが倉庫美術館で開催される。会期は10月10日〜20201年3月21日。
ネコをモチーフとした「CAT」シリーズで知られるペインターのIDETATSUHIROが、作家名義をTIDEに一新。名義変更後の初個展が、東京・神宮前のGALLERY COMMONで開催される。会期は10月2日〜11日。
中国本土最大級のアートフェア「ウェストバンド・アート&デザイン」が、今年の出展者リストを発表。ガゴシアンやハウザー&ワース、ペース、ペロタンなどの国際ギャラリーを含め、約50のギャラリーが参加する。会期は11月11日〜15日。
ラグジュアリースキンケアブランド「ラ・プレリー」が、スイス・バーゼルの郊外にある美術館・バイエラー財団と2年間のパートナー契約を結び、オランダ出身の画家ピート・モンドリアンの4作品の保存修復プロジェクトへの支援を始動させた。
東京・渋谷2丁目のNANZUKAが、ビル建て替えのために移転することとなった。移転後の新スペースは2021年春にオープン予定。
東京・東日暮里のアートスペース「元映画館」で、アートヴィデオに焦点を当てた展覧会シリーズ「映像の美術館」がスタート。第1回は「岡田裕子展ー誰も来ない展覧会ー」を開催する。会期は9月25日〜10月4日。
生涯を通じ、色面を明確な線で区切る「ハードエッジ」や変形キャンバスによる表現を追求した画家・岡本健彦(1934~2016)。その個展「1964-2005」が、群馬県高崎市のrin art associationで開催されている。会期は10月18日まで。
銀座 蔦屋書店が、仏師/彫刻家の加藤巍山とともにチャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」をスタートさせる。このプロジェクトでは、加藤が希望と平穏を願って彫る新作《瑞光》の制作過程を、動画配信などでレポート。特設のオンラインオークションで本作の販売を行い、収益の10パーセントを日本赤十字へ寄付するという。
京都市は、新型コロナウイルスで影響を受けるアーティストや文化拠点を支援するため、ふるさと納税型クラウドファンディングをスタートさせた。この取り組みは、ウィズコロナ時代の文化行政にとってどういう意味を持つのだろうか? 担当者に話を聞いた。
江戸時代初期から民衆によって生み出され、これまで歴史資料・民俗資料として扱われることの多かった「大津絵」。その魅力に迫る展覧会「もうひとつの江戸絵画 大津絵」が、東京ステーションギャラリーで開催されている。会期は11月8日まで。
公益財団法人日本博物館協会は、9月18日付で「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を改定した。コロナ対策を徹底することで、入館制限等の緩和ができるとしている。
ストリートカルチャーをルーツに持つ国内外のアーティスト作品を掲載するzine「stacks」シリーズ。その最新号『stacks issue 3』の出版記念展が「OIL by 美術手帖」ギャラリーで開催される。会期は9月24日〜30日。
2015年に大阪で誕生した国際アートフェア「UNKNOWN ASIA」が、今年12月11日〜13日にオンラインで開催される。特設オンラインサイトでは、出展アーティストと来場者がリアルタイムで会話できる機能を搭載するほか、カンファレンスやトークイベント、パフォーマンスもライブ配信を通じて開催予定だ。
国宝7件、重要文化財88件を含む、日本と東洋の古美術約7400件を所蔵する東京・南青山の根津美術館。今年は、同館の財団創立80周年と、現在の文化財保護法が制定されてから70年目にあたる節目の年。加えて、初代・根津嘉一郎の生誕160年でもあることを記念して、特別展「根津美術館の国宝・重要文化財」が開催される。会期は11月14日~12月20日。
森美術館は、9月19日から事前予約がなくとも入館できるようにシステムを変更。また21日から学生料金を半額にするなど、これまで以上の集客を図る。
今年秋に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により延期となっていた東京都美術館の「イサム・ノグチ 発見の道」展。その会期が、2021年4月24日~8月29日に決定した。
今年で8回目を迎える国際写真祭「KYOTOGRAPHIE」が9月19日に開幕した。新型コロナウイルスの影響で大幅に時期が延期となった今回。当初から掲げるテーマ「VISION」のもと、10のメインプログラムが京都市内14会場で展開されている。