森美術館は、9月19日から事前予約がなくとも入館できるようにシステムを変更した。同館は、新型コロナによる休館以降初めての展覧会となる「STARS展」(7月31日開幕)において、初めてチケットの完全事前予約制を導入。しかし9月14日からは、平日は全日事前予約不要で入館できるようになるなど、段階的に予約制を緩和してきた。
19日からはすべての日時において予約が不要となるが、入館待ちを避けたい場合は、「日時指定券」を購入・予約することもできる。
また同館では、9月21日から10月31日まで、学生(高校、大学、大学院、短大、専門学校)料金を半額にするキャンペーンを実施。通常1300円のところを650円に変更し、若年層のさらなる来館を促進する。
コロナ以降、大規模な美術館を中心に「3密」を避けるための施策として取り入れられてきた事前予約制。政府は19日よりイベント開催の人数制限を緩和しており、今後美術館の予約制にも影響を与える可能性がある。