東京・渋谷2丁目のNANZUKAが、ビル建て替えのために移転することとなった。移転後の新スペースは、2021年春に神宮前3丁目にオープン予定となっている。
NANZUKAは05年、ポップカルチャーと現代美術の接続を目指す実験的な企画ギャラリーとして「NANZUKA UNDERGROUND」の名で渋谷にオープン。その後、港区・白金への移転を経て、12年に再度渋谷へと戻り「NANZUKA」に名称を変更した。
これまでに田名網敬一、空山基、山口はるみ、佐伯俊男、横山裕一、佃弘樹、ハロシ、ダニエル・アーシャム、トッド・ジェームス、ジャン・ジュリアンらを紹介。特に、長年日本のアートシーンの外で評価されてきた才能を再評価し、国際的な現代美術の舞台での紹介に努めている。
NANZUKAは、今回移転するフラッグシップギャラリー以外にも、渋谷パルコ2階の「NANZUKA 2G」や、「鮨さいとう」とコラボレーションしたギャラリー併設鮨レストラン「3110NZ by LDH Kitchen」で展覧会を開催しており、移転にともなう休廊期間中もこれらのスペースで企画を継続する。