独自の画風の形成を探る。 ヴラマンクのフォーヴィスム以降の 画業をたどる展覧会が静岡で開催

荒々しい筆致や大胆な配色が特徴の「フォーヴィスム」の作家として知られるモーリス・ド・ヴラマンク。そのフォーヴィスム以後の作品に焦点を当て、その独自の画風の模索に焦点を当てる展覧会「ヴラマンク展 絵画と言葉で紡ぐ人生」が静岡市美術館で開催される。会期は2018年7月28日〜9月24日。

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パフォーマンス・アーティスト、 折元立身の回顧展が尾道市で開催。 貴重な初期作品も公開

パフォーマンス・アーティスト、折元立身の回顧展「折元立身 - 昔と今」が、広島県の尾道市立美術館で開催される。本展では、これまであまり公開されることのなかった《腕輪をはめる》《耳を引く》などの初期作品から、近年の《パン人間》《アート・ママ》といった代表作までを公開。40年以上にわたり現代アートシーンを牽引してきた折元の足跡をたどる。会期は8月4日〜9月16日。

NEWS / EXHIBITION

詩・短歌とグラフィック・絵画・イラストレーションを結ぶ展覧会が太田で開催。最果タヒ、祖父江慎、佐々木愛らが参加

群馬県太田市の太田市美術館・図書館にて「ことばをながめる、ことばとあるく―詩と歌のある風景」が開催される。美術館と図書館の複合施設である同館が継続して実施する「本と美術の展覧会」の第2弾となる本展には、詩人の最果タヒやグラフィックデザイナーの祖父江慎をはじめ、文学やデザイン、絵画、イラストレーションの分野から9名の作家が参加する。

NEWS / EXHIBITION

ゴードン・マッタ=クラークが揺さぶり続けるもの。藪前知子が見た、「ゴードン・マッタ=クラーク展」

1970年代のニューヨークを中心に活躍し、35歳の若さでこの世を去ったゴードン・マッタ=クラーク。そのアジア初となる大規模回顧展が東京国立近代美術館で開催されている。マッタ=クラークの活動を彫刻、映像、写真、ドローイング、関連資料など約200点で紹介する本展は、建築家・小林恵吾による会場構成でも話題だ。本展を、東京都現代美術館学芸員の藪前知子がレビューする。

REVIEW

クレパス画の誕生と発展。 岡本太郎、熊谷守一らによる 「巨匠たちのクレパス画展」が 損保ジャパン美術館で開催

油絵の具よりも安価かつ、その使いやすさが多くの画家たちに愛されていたクレパス。そんなクレパスで描かれた作品とクレパスそのものの魅力に迫る展覧会「巨匠たちのクレパス画展」が東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。会期は7月14日~9月9日。

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ベルナルド・ベルトルッチ作 『暗殺のオペラ』がリバイバル。 写真美術館が3週間の特別上映を実施

東京・恵比寿の東京都写真美術館ホールで、20世紀のイタリア映画を代表するベルナルド・ベルトルッチ監督による『暗殺のオペラ』のデジタル・リマスター版が特別上映される。また期間中、本作の公開とあわせ、ベルトルッチ監督の代表作である『暗殺の森』(1970)、『ラストエンペラー』(1987)『シェルタリング・スカイ』(1990)も1日1回限定で上映予定。会期は7月21日〜8月10日の3週間。

NEWS / EXHIBITION

フォンダシオン ルイ・ヴィトンの コレクション展に見る、 世界と調和する“時代精神”

フランス・パリのフォンダシオン ルイ・ヴィトンで、初公開作品を含むコレクション展「In Tune with the World(世界との調和)」が開催中だ。成功を納めた大型企画展「Being Modern: MoMA in Paris」に続くべく、ジャコメッティ、ゲルハルト・リヒター、村上隆、ピエール・ユイグ、アドリアン・ヴィジャール・ロハスら約30名の近現代美術作品を集め、テーマに沿って展観する本展。その見どころを現地からお届けする。

INSIGHT / PROMOTION

超微細なドットで描かれる バリエーション豊かな絵画シリーズ。 美術家・野村和弘が個展 「ドット ペインティング」を開催

彫刻、絵画、映像など多岐にわたる表現を行ってきた美術家・野村和弘の個展「ドット ペインティング」が東京・清澄白河のHARMAS GALLERYで開催される。本展は展覧会タイトルの通り、視覚を試されるような微細なドットによって描かれた絵画シリーズで構成されるもの。会期は7月14日~8月4日、9月7日~9月29日。

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泉太郎の新作も国内初公開。 現代アートシーンを牽引する美術家たちが 手がけたキネティックアートを ハラ ミュージアム アークで体感する

群馬県のハラ ミュージアム アークで「うごくとまる」展が開催中だ。本展では、原美術館が所有するコレクションより「動く」「止まる」をテーマに制作された様々な表現をピックアップして紹介。加えて、パリでの個展で話題を集めた泉太郎の新作も国内初公開される。会期は9月30日まで。

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建築倉庫ミュージアムで「『建築』への眼差し -現代写真と建築の位相-」展が開催。現代の写真表現と建築の間の関係を探る

東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムにて、企画展『「建築」への眼差し -現代写真と建築の位相-』が開催される。杉本博司やトーマス・ルフをはじめとする国内外で活躍する13名の写真家の作品を通じて、現代の写真表現と建築の関係に迫る展覧会だ。会期は8月4日〜10月8日。

NEWS / EXHIBITION

植物と人間の関係性を探る。 「第12回shiseido art egg」 佐藤浩一インタビュー

2006年にスタートした新進アーティストの活動を支援する公募展「shiseido art egg」(シセイドウ アートエッグ)。12回目の今年、選出された冨安由真、佐藤浩一、宇多村英恵の3名は資生堂ギャラリーで何を見せるのか。連続インタビューの第2弾では、7月6日から個展が始まった佐藤浩一に話を聞いた。

フロリアン・クラールが 発電所美術館で個展を開催。 大規模インスタレーションから現る 無意識の森のなかの物語とは?

ドイツの美術家、フロリアン・クラールの個展「Waldmärchen(森の伝説)」が富山県の発電所美術館で開催される。本展では、木材、オブジェ、彫刻、ドローイング、音楽、映像など、様々なメディアを用いた新作インスタレーションが発表される。会期は7月14日〜10月8日。

NEWS / EXHIBITION

河井寛次郎とは何者か? その全貌に迫る回顧展「河井寛次郎展—過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今—」がパナソニック 汐留ミュージアムで開幕

柳宗悦や濱田庄司らとともに民藝運動の中間人物として知られる陶芸家・河井寛次郎。その没後50年を記念した展覧会「河井寛次郎展—過去が咲いてゐる今、未来の蕾で一杯な今—」が東京・汐留のパナソニック 汐留ミュージアムで7月7日より始まった。

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アール・デコとエキゾティシズムの出会い。東京都庭園美術館で「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し」が開催

アール・デコの多様なイメージソースを探る展覧会「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し」が東京都庭園美術館で開催される。当時のあらゆる分野において美意識や造形に大きな影響を与えた「エキゾティシズム」をテーマとし、アール・デコの知られざる魅力を紹介。会期は2018年10月6日〜 2019年1月14日。

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