
出品点数、263点。 「最後の浮世絵師」と名高き 月岡芳年の画業を一望する
幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(つきおか・よしとし)の回顧展「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が、東京・練馬区立美術館で開催される。本展では、質・量ともに世界屈指とされる西井正氣の芳年コレクションの中から厳選された263点が並ぶ。会期は8月5日~9月24日。

幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師、月岡芳年(つきおか・よしとし)の回顧展「芳年ー激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が、東京・練馬区立美術館で開催される。本展では、質・量ともに世界屈指とされる西井正氣の芳年コレクションの中から厳選された263点が並ぶ。会期は8月5日~9月24日。

アーティスト・名和晃平が「ジャポニスム 2018」公式企画の一環として、フランス・パリのルーヴル美術館にあるガラスのピラミッドで新作《THRONE》をお披露目した。黄金に輝く本作は玉座をイメージしたもの。この作品に込めたメッセージを名和が語った。

彫刻の概念をベースに、舞台美術や家具、照明器具、陶芸、庭、ランドスケープ・デザインまで、多彩な活動を展開したイサム・ノグチ。作品、資料約80点をとおして活動の全容を紹介する展覧会が初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開幕した。

第1回
今年も夏から秋にかけて、日本全国で様々な展覧会や芸術祭が目白押し。作品との出会いはもちろん、その場所でしか見られない景色や食事も一緒に楽しめるスポットをピックアップ。第1回は、長野県・軽井沢のセゾン現代美術館を紹介する。

印象派を代表する画家クロード・モネ。モネの初期から晩年までの絵画25点と、後世代の26作家による絵画、版画、写真、映像66点が一堂に集まる展覧会が横浜美術館で7月14日にスタートした。

国際的キュレーター、アマンダ・シュミットによる展覧会「Defacement」(=破壊、汚す)が、東京・銀座のTHE CLUBでスタート。本展は、資本主義社会に大きな影響を及ぼした「シチュアシオニスト(状況派)」の理念を受け継ぐ12名の作品を紹介するもの。破壊要素を含む作品群が示す新たな価値とは?

東京都渋谷公園通りギャラリーは、共生社会の実現を目指して2017年に暫定開設した。現在、同ギャラリーは19年度にリニューアルオープンする予定。18年度は施設外で展覧会「移動する港」シリーズを都内3会場で開催するという。その第1期となる展覧会「豊かな不都合」の詳細が発表された。四谷三丁目ランプ坂ギャラリーにて、会期は8月14日〜28日。

熊本市現代美術館で4月〜6月にかけて開催されていた、「チェルフィッチュの〈映像演劇〉」展。岡田利規が発案した〈映像演劇〉は、いまここで起きている事象ではない「映像」を用いて、演劇作品の上演を行う試み。プロジェクション映像で、美術館という展示空間を上演空間へと変容させるというこの新しい形式の演劇について、映画文化、映像文化に関する研究を行う北野圭介がレビューする。

日仏友好160年を記念し、パリ市内を中心に約70の公式企画が行われる大規模プロジェクト「ジャポニスム 2018」の開幕式が7月12日、パリで開催。日本からは河野太郎外務大臣が出席した。

第19回
アーティストのミヤギフトシによるレビュー連載。第19回で取り上げるのは、歌手の宇多田ヒカルがデビュー20周年に際して発表した歌詞集『宇多田ヒカルの言葉』。ミヤギにとっては新宿の風景と結びついてきたという、宇多田作品にまつわる記憶をたどる。

寺田倉庫のアートプロジェクト「TOKYO CANAL LINKS」(HANEDA-TENNOZ)が、芸術文化都市・東京の実現を目指して実施する「Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成」(公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京)の第1期採択事業に決定。これまで多彩なイベントを行ってきた「TOKYO CANAL LINKS」の第8回は、7月20日〜22日に開催される。

ファッションブランド・ロエベによる「ロエベ財団」が2016年に創設した「ロエベ クラフト プライズ」。昨年度は86ヶ国から約1900人の応募があったこの賞の公募がスタートした。応募締め切りは2018年10月31日。

美術家・原田裕規の個展「心霊写真/ニュージャージー」が、東京・馬喰町のKanzan Galleryで2018年3月9日から4月8日まで開催された。「心霊写真」展(2012)、「作者不詳」展(2017)に続く「写真シリーズ」の総集編である本展において、写真作品の様々な制作・展示方法によってその見え方の拡張を提示した原田。そんな原田の作品への向き合い方と制作について、美術評論家の中尾拓哉が訊いた。

絵画作品をとおして2次元と3次元、無形と有形、時間と空間といった境界を曖昧にするベルギー人アーティスト、ピーター・ヴェルメッシュ。ヴェルメッシュにとって日本初となる個展が六本木のペロタン東京でスタートした。会期は7月11日〜9月12日。

第30回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)の受賞者が2018年7月11日に発表。彫刻部門では、1970年代より人工霧を用いた「霧の彫刻」を手がけてきた中谷芙二子(なかや・ふじこ)が選出された。

全国公募の展覧会「群馬青年ビエンナーレ 2019」が来年の開幕を控え、展示作品を現在募集中だ。応募締め切りは2018年9月26日。

彫刻作品に触れて鑑賞する展覧会「美術の中のかたち―手で見る造形 触りがいのある犬―中ハシ克シゲ」が兵庫県立美術館で11月4日まで開催中だ。これまで金属彫刻などを手がけてきた中ハシ克シゲが、これまでとはまったく異なる作風に挑み、「触れられる彫刻作品」を発表している。

東京・上野の森美術館で開催中の「ミラクル エッシャー展」。エッシャーは、どのようにしてその独自の世界を形成したのか?エッシャーの生涯の出来事を追いながら、出品作品《メタモルフォーゼⅡ》に着目し、その謎を読み解く。

東京・銀座のTHE CLUBが、ニューヨークを拠点に活動するアマンダ・シュミットをゲストキュレーターに迎え「Defacement」展を開催する。本展は、大量消費社会に反抗し、「破壊とは何を意味するのか」「そしてそこから新たな価値はどのようにして見出されていくのか」を、アートを通じて再考するもの。会期は7月14日〜8月31日。

荒々しい筆致や大胆な配色が特徴の「フォーヴィスム」の作家として知られるモーリス・ド・ヴラマンク。そのフォーヴィスム以後の作品に焦点を当て、その独自の画風の模索に焦点を当てる展覧会「ヴラマンク展 絵画と言葉で紡ぐ人生」が静岡市美術館で開催される。会期は2018年7月28日〜9月24日。