日仏友好160年を記念した日本文化・芸術の祭典「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画のひとつとして開催される、日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮の展覧会「MANGA⇔TOKYO」の詳細が明らかになった。
展示は国立新美術館が主催し、2015年に同館で開催された「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」の続編となる、マンガ・アニメ・ゲームに特撮が加わった展覧会。都市「東京」をテーマに、東京を複合的に体験することができる企画展示になるという。
日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品は、都市「東京」の特徴や変化をリアルタイムで映しだしてきた。本展は、その様々な描写を、多数の原画や模型、映像などからたどる。
現実の都市の特徴がいかにフィクションに影響を与え、方向付けてきたのか。あるいは、フィクションの世界やそこに描かれるキャラクターが、現実の都市にいかなるイメージを重層的に付与し、作用をおよぼしてきたのか。本展では、日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮の展示であると同時に、そこに描かれ、人々の記憶の中で重ね合わされてきた「東京」を展示する。「聖地巡礼」などアニメやゲームが観光資源として注目されるなか、その意味や可能性に光を当てるという内容だ。
展示は「巨大東京都市模型」「破壊と復興の反復」「東京の日常(江戸から現代まで)」「キャラクターvs.都市」の4章からなり、約90点のコンテンツを出品予定。
パリでは日本のマンガ、アニメ、ゲームが幅広い世代に親しまれている。本展がパリのアニメファンたちにどのように受け入れられるか注目したい。