
私たちは「写真」をどう語れるか。山本浩貴評 黑田菜月「写真が始まる」展
東京・馬喰横山のgallery αMにて、インディペンデント・キュレーターの長谷川新をゲストキュレーターに迎えたプロジェクト「約束の凝集」の第3回として、黑田菜月の個展「写真が始まる」が開催中だ。写真を媒介として展開される2つの映像作品が発表された本展を、文化研究者の山本浩貴がレビューする。

東京・馬喰横山のgallery αMにて、インディペンデント・キュレーターの長谷川新をゲストキュレーターに迎えたプロジェクト「約束の凝集」の第3回として、黑田菜月の個展「写真が始まる」が開催中だ。写真を媒介として展開される2つの映像作品が発表された本展を、文化研究者の山本浩貴がレビューする。

株式会社ドワンゴは、インターネットの祭典「ニコニコネット超会議2021」の「ニコニコ美術館」企画において、ネットで鑑賞ができる展覧会「春画展」を開催すると発表した。

20年以上続くテレビ番組『新美の巨人たち』が、有料の音声コンテンツサービスを開始。「アートスポット・ウォークガイド」「必聴!番組蔵出しインタビュー」「アート×ビジネス」の3ジャンルで構成されている。

東京・両国の東京都江戸東京博物館が、大規模改修工事のために来年4月1日から2025年度まで長期休館に入ることがわかった。

国立西洋美術館の館長を務めてきた馬渕明子が、3月31日に退任。4月1日に武蔵野美術大学教授の田中正之が新館長に就任した。

6つの都立美術館が収蔵する資料・作品を横断的に検索できるデータベース「Tokyo Museum Collection」が公開された。東京都が保有する文化資源に誰もが簡単にアクセスすることができる。

新進気鋭のアーティストをサポートし、世界に誇れるカルチャーを発掘・発信していくという新たなアートプロジェクト「ART SCRAMBLE」が、JR大阪駅前の「グランフロント大阪」でスタートする。こけら落としとなる展覧会の会期は2021年9月中下旬まで。

ルーヴル美術館が、48万2000点を超えたすべての所蔵品を無料で公開するオンライン・コレクション・データベースを開設。また、同館のウェブサイトもリニューアルオープンした。

パリを代表するふたつの美術館、オルセーとオランジュリーがともに改名し、昨年新型コロナウイルスのため94歳でこの世を去った第20代フランス大統領、ヴァレリー・ジスカールデスタンの名前を冠することになった。

昨年5月に公開予定だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で公開延期となっていた映画『HOKUSAI』が、5月28日に公開されることが決定した。

アメリカのサンフランシスコ市は、最大130人のアーティストに月1000ドル(約10万5000円)を支給するベーシックインカム制度を設立。その募集をスタートさせた。


「あいちトリエンナーレ」が名称と体制を変え、2022年に愛知県で開催される国際芸術祭「あいち2022」。その企画概要が発表された。

村上隆がNFTマーケットプレイスの「OpenSea」で自身初となるNFT作品「Murakami.Flowers」を発表した。

ファイル転送サービス「WeTransfer」のクリエイティブ・編集プラットフォームである「WePresent」が、マリーナ・アブラモヴィッチをゲストキュレーターに迎えるコラボレーションプロジェクトを開始した。5人の新進パフォーマンス・アーティストを紹介するほか、「アブラモヴィッチ・メソッド」と題されたデジタルシリーズなども今夏公開予定だ。

北海道オホーツク海など、自然環境のフィールドレコーディングを中心とする作品制作を行う上村洋一。キュラトリアル実践を通して近年の新しいエコロジー観と現代美術の関係性を研究し、作品制作も行う黒沢聖覇。トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の企画公募プログラム「OPEN SITE」では、新たな環境観を志向する2人の共同制作プロジェクトとして「冷たき熱帯、熱き流氷」展を開催した。上村は知床半島、黒沢はアマゾン熱帯雨林と、対照的な極点へ赴いた経験から生み出された本展について、自身もアマゾン熱帯雨林での調査経験を持つ映像作家、文化人類学者の太田光海が論じる。

文化芸術への投資と経済成長を生み出す、新たな価値創造の好循環を実現するために、文化庁が進めている「文化経済戦略推進事業」。2020年度は実際に企業とアーティストの協働が試行され、評価指標の可視化が目指された。これらから見えてきたのは、広範化するアーティストと企業の関わり方と、その推進をするうえでの中長期的な支援の必要性だ。

第2回
パフォーミングアーツ、映画、メディア芸術を対象に、視覚・聴覚情報・言語を中心にバリアフリー対応を施したオンライン型劇場「THEATRE for ALL(以下、TfA)」。同プロジェクトに参加した松下徹、高須咲恵、西広太志のアーティストチーム・SIDE COREは、TfAの課題とどのように向き合いながら制作に取り組んだのかを聞いた。[THEATRE for ALL×美術手帖]

第21回
雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事をウェブで公開。美術史家・宮下規久朗がウォーホルの代表的モチーフにまつわる3つのQ&Aを通じて、1960~80年代を駆け抜けたスーパースターが現代美術に遺したものに迫る(2014年3月号「アンディ・ウォーホルのABC」特集より)。

東京・日本橋のアートホテル「BnA_WALL」が、新型コロナウイルスによる二度の開業延期を乗り越えて4月2日にグランドオープン。YOSHIROTTENやSIDE CORE、BIEN、magmaなど気鋭のクリエイター23組と共同制作した宿泊型アート作品26部屋を楽しむことができる。オープニングパーティーでは、YOSHIROTTENによるDJやアートブックの販売も行われる。