2021.4.1

『新美の巨人たち』が音声メディアをスタート。テレ東ならではの「アート×経済」コンテンツも

20年以上続くテレビ番組『新美の巨人たち』が、有料の音声コンテンツサービスを開始。「アートスポット・ウォークガイド」「必聴!番組蔵出しインタビュー」「アート×ビジネス」の3ジャンルで構成されている。

 

 日本を代表する美術番組のひとつである『新美の巨人たち』が、音声アプリ「33Tab」(ミミタブ)で音声メディアをスタートさせた。

 『新美の巨人たち』はテレビ東京が放送している美術番組で、2000年に『美の巨人たち』としてスタート。19年に現在の番組名にリニューアルした。

 今回始まった同番組の音声メディアは、「アートスポット・ウォークガイド」「必聴!番組蔵出しインタビュー」「アート×ビジネス」の3ジャンル5本からスタート。

 「アートスポット・ウォークガイド」では中川翔子がナビゲーターとなり、隈研吾などが出演する「池袋周辺 アートスポットウォーク」(約60分、1100円)などを配信。また「必聴!番組蔵出しインタビュー」では、テレビ番組には収まりきらなかったアーティストのインタビューを配信するものとなっている。

 テレビ東京ならではの特色が出ているのが「アート×ビジネス」だろう。同社の強みである「経済」ブランドを生かし、「アート×ビジネス」として経営哲学を持つ経営者に影響を与えたアートを掘り下げるこのコンテンツ。「お気に入りのアート」「影響を受けたアーティスト」「ビジネスにアートが必要な理由」「アートが苦手な方への克服法」などをインタビュー形式で配信。現在配信中のゲストは、水野学(クリエイティブディレクター、クリエイティブコンサルタント、 good design company代表取締役)、山口絵理子(株式会社マザーハウス 代表兼チーフデザイナー)、藤野英人(レオス・キャピタルワークス株式会社 代表取締役 会長兼 社長 最高投資責任者)となっている。

 テレビ東京はこの音声メディアについて「コロナ禍の今、より『アートの魅力』が心に沁みるよう、敢えて『音だけ』のシンプルな作りにこだわりました。日々、目から入ってくる多くの情報から解放され、耳からアートを楽しむ時間を提供します」としている。