2021.4.1

6つの都立美術館の収蔵品を横断検索できる「Tokyo Museum Collection」が公開。対象となる資料・作品は計40万点以上

6つの都立美術館が収蔵する資料・作品を横断的に検索できるデータベース「Tokyo Museum Collection」が公開された。東京都が保有する文化資源に誰もが簡単にアクセスすることができる。

「Tokyo Museum Collection」ウェブサイトより
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 江戸東京博物館、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都庭園美術館、東京都美術館、江戸東京たてもの園の、6つの都立美術館が収蔵する資料・作品を、横断的に検索できるデータベース「Tokyo Museum Collection」が公開された。

 東京都歴史文化財団は、これまで江戸東京博物館、東京都写真美術館、東京都現代美術館、江戸東京たてもの園の4つの館の収蔵品を検索できるサイト「TOKYO DIGITAL MUSEUM」を運営していた。「Tokyo Museum Collection」はここに東京都庭園美術館と東京都美術館を新たに加え、リニューアルしたもの。引き続き、東京都が保有する文化資源に誰もが簡単にアクセスし、次の世代への継承と利活用を促進することを目指している。

「Tokyo Museum Collection」ウェブサイトより

 検索対象となる資料・作品は計40万点以上。江戸時代の人々の暮らしを知ることができる民俗資料から現代美術作品まで、東京都の複数の文化施設をネットワークによって横断し、多種多様な資料を検索可能。また、各ミュージアムの注目のコレクションを詳しい解説付で紹介する「Collection Highlights」や、「花見」のように注目のテーマでの横断検索結果を紹介するコンテンツなどもある。

「Tokyo Museum Collection」ウェブサイトより
「Tokyo Museum Collection」ウェブサイトより

 同ウェブサイトは、都立文化施設が有する収蔵品や、各館の展覧会・公演等の活動等の文化資源を記録・保存するとともに、多様な鑑賞体験を提供するプロジェクト「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環。掲載資料・作品情報は随時更新・追加され、また先端的な技術を駆使したデジタルコンテンツの提供も試行していくという。