日本橋にアートホテル「BnA_WALL」が4月2日オープン。オープニングパーティーでは壁画の公開制作やアートブックの販売も

東京・日本橋のアートホテル「BnA_WALL」が、新型コロナウイルスによる二度の開業延期を乗り越えて4月2日にグランドオープン。YOSHIROTTENやSIDE CORE、BIEN、magmaなど気鋭のクリエイター23組と共同制作した宿泊型アート作品26部屋を楽しむことができる。オープニングパーティーでは、YOSHIROTTENによるDJやアートブックの販売も行われる。

BnA_WALL 1階ラウンジ

 東京の高円寺や秋葉原、京都などでアートホテルを運営しているBnA。4月2日には、新型コロナウイルス感染拡大による二度の開業延期を乗り越えて、新たなアートホテル「BnA_WALL」を東京・日本橋にグランドオープンする。

 BnA_WALLでは、YOSHIROTTENやSIDE CORE、BIEN、magmaなど気鋭のクリエイター23組と共同制作した宿泊型アート作品26部屋を用意。これまでのBnA HOTELと同様、宿泊売上の一部がアーティストに還元されるシステムを導入し、持続可能なアートシーンの活性化を狙う。

YOSHIROTTENによる「float」
元木大輔/DDAAによる「Framed Function」
コリュによる「桜色の絨毯の部屋」

 また宿泊型アート作品をより楽しむためのツールとして、ホテルの体験ガイドブックを用意。ブックデザインは田中せり、ガイド内容や、オーディオ・ナレーションの制作はトラベルオーディオガイドアプリを開発するOn The Tripが担当した。

 2フロアを貫通する巨大壁画は、本施設のシンボルとして2ヶ月に一度のペースでアーティストによって日々描かれ変化していく。地下にはアートファクトリーを設置し、アーティストに昼夜制作の場を提供している。

体験ガイド/オーディオ・ナレーション
オープニングパーティー フライヤー

 4月2日には、入場無料のオープニングパーティーを開催。当日は1階のラウンジスペースだけでなく、地下1階のアートファクトリーと一部の客室も開放する。

 アートファクトリーでは、ペインター・髙橋洋平による壁画の公開制作のほか、BnA_WALLの客室「Float」を担当したアーティストYOSHIROTTENや、「SUSHI WARS」のディレクションを手がけたカワムラユキ(OIRAN MUSIC)によるDJも行われる。加えて限定ショップもオープン。第45回「木村伊兵衛写真賞」受賞者の横田大輔や、第14回写真「1_WALL」グランプリの佐藤麻優子らが参加するCulture Centre(カルチャーセンター)によるアートブックや、メンバーから築山礁太、宇田川直寛、吉田和生、劉怡嘉の作品が並ぶ。

 またBnA_WALLは、GoTo再開までの期間は通常料金から35パーセントオフで宿泊可能。アートに囲まれた空間で、様々なクリエイターとの交流や音楽を楽しむことができる。

築山礁太 参考作品
宇田川直寛 参考作品
吉田和生 参考作品

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