第12回

辛酸なめ子が見つけたTikTiokの面白さ。「アートのコンテンツはとくに楽しい」

クリエイターや美術館、ギャラリーなどアートのアカウント、展覧会からのLIVE配信など、アートに関するコンテンツが充実を図るTikTok。識者はこのTikTokとアートとの関わりをどのように見ているのだろうか。これまで、TikTokを積極的に見ていなかったという、漫画家でコラムニストの辛酸なめ子さんに、TikTokのアートコンテンツを体験してもらった(PR)。

次代を担う5人の作家を公開審査。第24回グラフィック「1_WALL」展がガーディアン・ガーデンで開催へ

グラフィック界の次世代を担う若手を発掘する公募展である第24回グラフィック「1_WALL」展が、10月1日〜11月2日に銀座のガーディアン・ガーデンで開催。会期中の10月21日にはオンライン上のライブ配信によって公開最終審査が行われ、グランプリが決定する。

NEWS / PROMOTION

固有の身体から眼差される社会の歪み。飯岡陸評 「MOTアニュアル2021 海、リビングルーム、頭蓋骨」

日本の若手作家によるテーマ展として、東京都現代美術館にて1999年より毎年開催されている「MOTアニュアル」。第17回を迎える今回は、映像を主なメディアとしながら、自らや他者の身体をとらえた作品で、国や地域を超えて共鳴する3名の作家を取り上げている。複数の社会問題が顕在化した世界で、アーティストによる同時代的な表現を提示する本展の試みを、キュレーターの飯岡陸がレビューする。

REVIEW

第44回

櫛野展正連載「アウトサイドの隣人たち」:現代の「鯰絵」として

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第44回は、巨大生物が街を襲う絵画を描き続ける稲田泰樹さんを紹介する。

PREMIUM

第48回

「社会的な役割を担っているから美術家でいられる、という安心感を持つことは危険だと思います」。インタビュー:風間サチコ

2021年8月号の特集「女性たちの美術史」にあわせて、今回の特集でも登場している風間サチコのインタビューを紹介。木版画で現代美術に取り組み、架空の都市で行われる体育大会「ディスリンピック」を描いた作家の話を聞いた。

50代からひたすらに絵を描いたひと。塔本シスコの人生を振り返る初の大規模回顧展

50代から油絵を始め、自宅の四畳半の一室をアトリエに絵を描き続けた塔本シスコ(1913〜2005)。その画業を本格的に振り返る初の大規模回顧展「塔本シスコ展 シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記」が世田谷美術館で開幕した。本展は全国3美術館に巡回する。

NEWS / REPORT

国内では初の大規模個展。「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」が東京都現代美術館で開催へ

現代美術と音楽の交差点から作品を発表し、革新的な活動を続けてきたクリスチャン・マークレー。その日本国内初となる大規模な展覧会「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」が、東京都現代美術館で開催される。会期は11月20日〜2022年2月23日。

NEWS / EXHIBITION

インタビュー:藤井フミヤの表現の原動力とは。「アートはイン、音楽はアウト」

ミュージシャンとして活動を続ける藤井フミヤは、1993年よりアート作品の発表も行うようになり、コンピュータグラフィックスをはじめ、水彩、油彩、アクリル絵具など、多彩な画材を使って表現を展開している。2019年から続いている「藤井フミヤ展 デジタルとアナログで創造する 多様な想像新世界 The Diversity」も、今夏は浜松市美術館で開催されていた。同展が9月4日から福岡アジア美術館へと巡回するにあたって、インタビューを行った。

INTERVIEW

「無観客展覧会」で場と呼応するメディア・アートをどう伝えるのか。茅ヶ崎市美術館学芸員・藤川悠×アーティスト・佐久間海土

「東京2020 NIPPONフェスティバル」主催プログラム「ONE-Our New Episode-Presented by Japan Airlines」のコンテンツのひとつ、「Our Glorious Future〜KANAGAWA 2021〜」のオンライン配信が始まった。「ダンス・演劇・アート・音楽・工芸のミライ」をテーマに、神奈川県にゆかりのある各分野の表現者が参加。コロナによって無観客展覧会となってしまった「アートのミライ」について、キュレーションを担当する茅ヶ崎市美術館の学芸員・藤川悠と、参加作家のひとりである佐久間海土に話を聞いた。