
「ざわつく」日本美術からイサム・ノグチの回顧展まで。今週末に見たい展覧会ベスト3
今週開幕した、または今週末に閉幕する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

今週開幕した、または今週末に閉幕する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

6年間にわたってアート・バーゼルのディレクター・アメリカズを務めてきたノア・ホロヴィッツがサザビーズに入社し、新たに設立されたギャラリー・プライベートディーラーサービス部門の世界的責任者を務めることがわかった。就任は9月20日。

練馬区立美術館で、チェコスロヴァキア(現・チェコ共和国)出身でアメリカを代表する絵本作家、ピーター・シスの日本初となる展覧会が開催される。会期は9月23日~11月14日。

今年9月に2年ぶりの開催を予定していた「六本木アートナイト 2021」が、首都圏の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、開催延期となった。

京都のCOHJU contemporary artで開催中のグループ展「ジェットストリーム論法」。東慎也、岡本秀、米村優人という3人の気鋭の作家が、平面(油画、日本画)、立体(彫刻)というオーソドックスなメディアを用いて、2021年現在のリアリティを作品に表現する。会場で3人にインタビューを行った。

2015年より休館していたベルリンの「新ナショナルギャラリー」(Neue Nationalgalerie)が、8月22日にリニューアルオープンした。アレクサンダー・カルダーの個展やロバート・インディアナらによる彫刻の屋外展示が行われている。

雑誌『美術手帖』と台湾文化センターのコラボレーションプロジェクトとして、オンラインイベントが開催される。今年日本の芸術祭に参加する台湾のアーティストと北川フラムが登壇するトークを、8月30日に配信する。

現代芸術振興財団が主催する、プロフェッショナルなアーティストを対象としたアートアワード「CAFAA賞」。そのグランプリに金沢寿美が選ばれた。

2022年のローンチに先駆け、今年はプレイベントとして開催される「アートウィーク東京」がその詳細を発表した。世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル」らの協力のもと、東京国立近代美術館など都内50の美術館とギャラリーを会場に展開する。会期は11月4日〜7日。

2022年に来日予定のフェルメール《窓辺で手紙を読む女》の修復が完了した。作品の背景に弓矢を持ったキューピッドの立像が現れ、その意味が大きく変わった。

2021年6月から7月にかけ、府中市美術館にて開催された本展では、日本の観光地や景勝地がどのように描かれ広まっていったのかを、絵画をはじめ写真や版画、ポスターなどから探った。歌川広重「名所江戸百景」から、川瀬巴水の新版画、吉田初三郎の鳥瞰図など、時代に沿って変遷をみていく。これらの作品たちは、名所に、人々に、そして作家にどのような影響を与え関係を築いてきたのか。東京ステーションギャラリー学芸員の若山満大が論じる。

今年2月まで東京都現代美術館で開催された「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」展が、その展示アーカイブをオンラインで公開した。展覧会の全貌を再現した360°VRコンテンツとハイライト映像で、石岡の世界観をふたたび味わう機会だ。

大手決済プロバイダーのVisaが、アーティスト・デュオ「Larva Labs」によるNFT作品《CryptoPunks #7610》を約15万ドル(約1650万円)で購入した。

世界中で愛されているジン「BOMBAY SAPPHIRE(ボンベイ・サファイア)」。そのブランドコンセプトである「かきたてる好奇心」をテーマにジントニックグラスのアートワークを募集する「BOMBAY SAPPHIRE Gin & Tonic Art Glass Competition」が開催されている。この開催に際して、terminal inc.のアートディレクターである中田嘉生が、ボンベイ・サファイアのブランドアンバサダーも担うBACARDI JAPAN・アドボカシーグループの日高康介に、ジンとしての歴史や起源、ブランドに込められたクリエイティブへの想いについて話を聞いた。

千葉市が市制100周年を記念して開催している「千の葉の芸術祭」。そのプログラムのひとつとして、写真芸術展「CHIBA FOTO」が8月21日に開幕した。会期は9月12日まで。

自然とともに生きる暮らしのなかで生まれたフィンランドデザインの歩みを紹介する展覧会「ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。50人以上のデザイナーやアーティストによる作品を紹介することで、フィンランドデザインの誕生や発展のストーリーを紐解く。会期は12月7日〜2022年1月30日。

タリバンの制圧により、混乱状況が続いているアフガニスタンの文化遺産の保護をめぐり、ユネスコが声明文を発表した。

「あいちトリエンナーレ」の後継として2022年に初開催される芸術祭「あいち2022」。その出展作家第1弾が発表された。

第10回
芸術文化発信施設「WHAT MUSEUM」「PIGMENT TOKYO」「WHAT CAFE」などを運営する寺田倉庫は、2021年7月1日に、TikTokとLIVEおよびコンテンツのパートナーシップ提携契約を締結した。現在はアートの魅力を発信する試みとして、定期的にTikTok LIVEを行っている。2021年7月30日に配信を行ったTikTok LIVEでは、模型保管庫を舞台に建築模型の魅力を発信した。その模様をレポートする(PR)。

音楽家・坂本龍一と美術家・高谷史郎の共作インスタレーション《water state 1》が、東京・東向島で9月5日まで事前予約制で公開されている。