
博物館法改正に求められるもの。これまでにない研究費と交付金の新設を
2月22日に閣議決定された博物館法の改正案。金沢美術工芸大学で博物館学の教鞭をとる渋谷拓が、この改正案を起点にし、今後の博物館振興策に求められるものを説く。

2月22日に閣議決定された博物館法の改正案。金沢美術工芸大学で博物館学の教鞭をとる渋谷拓が、この改正案を起点にし、今後の博物館振興策に求められるものを説く。

オーストラリア国内最古の美術館であるビクトリア国立美術館(NGV)とビクトリア州政府が、3月15日に新館「NGVコンテンポラリー」のデザインを発表した。3万平米を誇る新館はオーストラリア国内外の現代美術やデザインの展覧会に特化した美術館となり、現代美術分野の施設としてはオーストラリア最大規模のものとなる。

パリ、香港、ニューヨーク、ソウル、東京、上海に続き、ペロタンが世界7都市目となる新しいスペースをドバイにオープンする。所属アーティストによるプライマリー・マーケット作品とともに、セカンダリー・マーケット作品を展示予定となっている。

バブル期に建てられたホテル川久。その文化資産としての保存と継承をテーマとして2020年に開業した川久ミュージアムが、初となるアーティスト・イン・レジデンスを実施する。

丹下健三が設計した香川県庁舎の旧本館と東館が国の重要文化財に指定された。戦後の庁舎建築の指定は全国初となる。

アートコレクターの桶田俊二・聖子夫妻のコレクションを前期・後期に分けてふたつの異なるテーマで紹介する展覧会が、東京・天王洲にあるコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM」で開催される。それぞれの会期は4月28日〜7月3日と8月6日〜10月16日(予定)。

アートの表現を「ナラティブ」の一形態としてとらえてみること。せんだいメディアテークの開館から20年、東日本大震災から10年という節目に集った10のナラティブは、どのように紡がれ、他者へとどう開かれていくのか。担当キュレーター・清水建人による語りでお届けする。

第3回
アーティストは日頃どんな場で、どのように創造をしているのか。アトリエを訪ねて、その場で尋ねてみたい。あなたはどうしてこんなところで、そんなことをしているのですか?と。今回赴いたのは、日本の彫刻界における文字通りの「重鎮」、戸谷成雄さんの創造の現場だ。

3月12日、SBIアートオークションが初めて「アートフェア東京」と同時期に企画オークションを開催した。合計約12億8411万円の落札総額を達成した同セールのハイライトをレポートする。

岸田総理が1月19日の衆議院本会議において言及したアート振興。そのなかでも中心的な役割を担うと予想される国立美術館について、現在「アート・コミュニケーション・センター(仮称)」構想が進められている。

元会長兼社長の伊勢彦信がアートコレクターとして知られるイセ食品が、3月11日に会社更生法を申し立てられた。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティスト対談企画。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)と同大学院の同期生で、プライベートでもパートナーである小谷くるみと山本捷平は、いつもアートのことを考え、アートについて話しているという。3日前に入居したばかりの埼玉県のアトリエで話を聞いた。

メンター制度を導入するなど長期のアーティスト支援プログラムへと生まれ変わった「三菱商事アート・ゲート・プログラム」。その第1期の支援アーティストとメンターらが会する中間報告会「MCAGP エクスチェンジ」がYouTubeにて配信される。

スターダンサーズ・バレエ団が、3月26・27日に池袋の東京芸術劇場で「Dance Speaks 2022」を開催。クルト・ヨースの傑作で反戦がテーマの『緑のテーブル』が待望の再演を果たす。

品川の御殿山庭園にある磯崎新設計の茶室「有時庵(うじあん)」を特別に公開し、茶会が開催される。

富山市ガラス美術館で、オーストラリアの作家、カースティ・レイ(1955〜)の個展「カースティ・レイ:静けさの地平」が開催。およそ40年におよぶ創作と思索の軌跡を、人間と環境の相互的な関係への深い関心が込められた作品から探る。

今週開幕した展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

毎年パリで開催されるインテリアデザインの国際展示会「メゾン・エ・オブジェ」。この展示会を編集した展覧会「デザイン・ダイアローグ メゾン・エ・オブジェ・パリ展」が、日本橋髙島屋S.C.で開催中だ。展示の見どころをレポートする。

平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に、1994年より毎年開催されている美術展「VOCA展」。その29回目となる展覧会が、東京・上野の上野の森美術館で開幕した。

日本最大のアートフェア「アートフェア東京2022」が開催されるのにあわせ、有楽町エリアでは多数のアートイベントが同時開催されている。注目のイベントをピックアップしてお届けする。