磯崎新が設計した非公開の茶室「有時庵」が特別公開。東京マリオットホテルの御殿山庭園内で茶会が開催
品川の御殿山庭園にある磯崎新設計の茶室「有時庵(うじあん)」を特別に公開し、茶会が開催される。
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品川の東京マリオットホテルが所有する御殿山庭園の一角にある、建築家・磯崎新設計の茶室「有時庵(うじあん)」。通常は非公開となっている本茶室を特別公開する茶会が開催される。
「有時庵」は円形の屋根と、四角く空間を切り取る白い壁が目を引く茶室。
囲い板には千年屋久杉、炉の横の中柱には丹波椿、床柱に薬師寺古材の檜など、貴重な材料を多用している。
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室内の鉛板の壁にかけられた掛け軸は、大徳寺真珠庵の山田宗敏筆による「有時」。美濃張りによる障子の天窓を持つ。江戸時代に徳川家光の命によて建てられ、数多くの茶会が開かれた品川御殿の雅びやかな茶会をいまに伝えるような建築だ。
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3月23日、この「有時庵」で株式会社TeaRoomの企画による茶会が開催。裏千家の茶道家である岩本宗涼の手による茶を楽しめる。