
猪熊弦一郎の絵本『いのくまさん』を中心に構成。企画展が茨城県近代美術館で開催へ
茨城県近代美術館が企画展「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」を開催。猪熊弦一郎の絵本『いのくまさん』を中心に、絵画作品や多様な仕事が紹介される予定だ。会期は4月15日〜6月25日。

茨城県近代美術館が企画展「猪熊弦一郎展『いのくまさん』」を開催。猪熊弦一郎の絵本『いのくまさん』を中心に、絵画作品や多様な仕事が紹介される予定だ。会期は4月15日〜6月25日。

ウィキリークスとイギリスのアート団体「a/political」がコラボレーションした初の展覧会「States of Violence」がロンドンで開催される。アイ・ウェイウェイらのアーティストの作品に加え、アメリカ政府の機密文書をもとにした出版物も公開される予定だ。会期は3月24日〜4月8日。

2020年12月から大規模改修工事を行っていた広島市現代美術館が、3月18日にリニューアルオープンを迎えた。今回の改修によって変わった点と、リニューアルオープンを記念する特別展「Before/After」の様子をお届けしたい。

第3回
坂本龍一が敬愛するアーティストであり、『12』のアルバムジャケットも手掛けた李禹煥。2022年の夏に「李禹煥」展の関連プログラムとして行われた松井茂(詩人・情報科学芸術大学院大学[IAMAS]メディア表現研究科准教授)との対話のなかで、彼が語った「坂本龍一の音と音楽」についての一部を抜粋・編集しお届けする。

東京国立近代美術館70周年記念展「重要文化財の秘密」が3月17日に開幕した。近代美術としては史上初・重要文化財のみで構成されるという異色の展示は、どのように実現したのか。スキャンダラスな展示タイトルに込められた想いとは。同館副館長で本展担当学芸員の大谷省吾による特別寄稿を掲載する。

19世紀後半から20世紀にかけ、各国の画家たちが訪れ数多くの作品を生み出したフランス北西部のブルターニュ地方。この地に着目した初の展覧会「憧憬の地 ブルターニュ ─モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷」が国立西洋美術館でスタート。会場の様子をレポートする。

2010年にオープンしたアートセンター「3331 Arts Chiyoda」が、2023年3月31日をもって閉館する。街に創造性を伝播させることを企図した出発から、13年かけてどのような手応えを得たのか。事業運営を担った合同会社コマンドA統括ディレクターでアーティストの中村政人に、未来への展望も含めて話を聞いた。

国立西洋美術館の母体となった松方コレクション。そのコレクションを形成した松方幸次郎が初代社長を務めた川崎重工と国立西洋美術館がパートナーシップを締結した。

明治以降の重要文化財作品で構成される史上初の展覧会、開館70周年展「重要文化財の秘密」が東京・竹橋の東京国立近代美術館で開幕した。会期は5月14日まで。

世界が注目するデザイン集団、ヘザウィック・スタジオの主要プロジェクトを日本で初めて紹介する企画展「ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築」が、六本木ヒルズ森タワーの東京シティビューで開幕した。本展の見どころを創設者トーマス・ヘザウィックの言葉とともにレポートする。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

京都のHAPSが「公立美術館における障害者等による文化芸術活動を促進させるためのコア人材のコミュニティ形成を軸とした基盤づくり事業」の一環として行った、古谷渉の個展「私はなぜ古谷渉を選んだのか」。滋賀県立美術館館長(ディレクター)の保坂健二朗をゲストキュレーターに、「障害のある人が関わる文化芸術活動を拡張する基盤をつくる本事業の先駆的な取り組み」として開催された本展を、インディペンデント・キュレーターの長谷川新が振り返る。

SBIアートオークションは3月11日に東京国際フォーラムにて「Tokyo Contemporary: Redefined」セールを開催。アートフェア東京の時期に同会場内にて初開催された昨年に引き続き、「東京のいま」を反映する87点に厳選されたキュレーションセールの主要な落札結果をレポートする。

平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に毎年開催されている「VOCA展」。その30回目となる展覧会が、東京・上野の上野の森美術館で開幕した。

近年注目されている、アートと宿の調和。2022年、直島にオープンした本格旅館「ろ霞」は、数あるアートホテル・旅館と一線を画す感性で、極上の宿泊体験の提供と、若手アーティストの支援を行っている。「囲炉裏」のような場所を目指しているという、同館の魅力を紹介する。

テクノと伝統工芸を融合したNFT証明書つき作品「TechnoByobu(テクノ屏風)」シリーズ。その第1弾として、ルー・ビーチによるYMOのアルバムアートワークを洋金箔のうえに施した《Electronic Fan Girl》が受注販売を開始した。

東京・南青山にある⼤塚美術が、陶芸家・村⽥森と現代美術家・村上隆による「古染付、魯⼭⼈へのオマージュ 村⽥森・村上隆⼆⼈展」を開催する。このふたりのコラボレーションが古美術店で開催されるのはこれが初めて。会期は4月15日〜25日。

「VOCA展2023」の大賞を受賞した、絵画作家・永沢碧衣。受賞作《山衣(やまごろも)をほどく》を制作するきっかけとなった「マタギ文化」との出会いや、そのフィールドワークを重視した制作スタイルの確立に至るまでの活動を紹介するとともに、今後の展望についても話を聞いた。

東京・京橋のアーティゾン美術館で開催中の「第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 ダムタイプ|2022: remap」。ヴェネチアでの《2022》を再構築し、同館で展開されている《2022: remap》がいかにつくられ、そこにどのような集団としての協働があったのか。メンバーである高谷史郎、古舘健、濱哲史、南琢也の4人に話を聞いた。

19世紀末頃から20世紀初頭にかけての芸術表現はひとくくりに「世紀末芸術」と呼ばれることが多い。ともすると漠然としたイメージのある「世紀末芸術」について、初心者向けに鑑賞のコツを解説する。