陶芸家・村⽥森と現代美術家・村上隆。ふたりによるコラボレーション展覧会「古染付、魯⼭⼈へのオマージュ 村⽥森・村上隆⼆⼈展」が、東京・南青山にある⼤塚美術で開催される。会期は4月15日〜25日。
村田と村上は、2020年に京都で陶芸店「となりの村⽥」をオープンさせたほか、21年には魯⼭⼈再定義プロジェクトを発表。コラボレーションでたびたび話題を集めてきた。
本展では、ふたりが敬愛する北⼤路魯⼭⼈、そして村⽥の本領でもある染付の歴史をテーマとして、村⽥は陶芸、村上は絵画の新作を出展する。このふたりのコラボレーションが古美術店で開催されるのはこれが初めてだ。
村田は本展に際して村上より「染付の歴史」「魯⼭⼈の本歌取りの作法」という2つのお題をもらったとしており、「村上隆さんと⼀緒に展⽰させていただくというのは僕にとって⼤きな重圧ですが、精⼀杯制作に向かいます」とコメント(リリースより)。
いっぽうの村上は、「僕⾃⾝、陶芸や⾻董のコレクションを始めて20年近くなりますが、記憶障害が酷く、その意味で時代やら技法やらの名前が全く覚えられませんが、何がどのように良い物かということは購⼊している時の値段と、その物体の⾵合い、そして画商さんなりの熱の⼊れ⽅でなんとなく肌でわかるようにはなってきました」としつつ、「⿂の絵を何枚か描いて展⽰しようと思っていますので、村⽥森さんの陶芸作品と僕の作品を併せて⾒ていただけたらと思います」との言葉を寄せている(リリースより抜粋)。