大英博物館、盗難から戻った宝石を展示で名誉挽回
昨年8月に世界的に報道された、大英博物館での収蔵品盗難事件はいまだ記憶に新しい。現在もそれらを取り戻す作業が続けられている。運良く発見されて返還された収蔵品の一部である宝石を展示しながら、それらの歴史を紹介するエキシビション「リディスカバリング・ジェムズ」が同博物館で開催中だ。会期は6月15日まで。
昨年8月に世界的に報道された、大英博物館での収蔵品盗難事件はいまだ記憶に新しい。現在もそれらを取り戻す作業が続けられている。運良く発見されて返還された収蔵品の一部である宝石を展示しながら、それらの歴史を紹介するエキシビション「リディスカバリング・ジェムズ」が同博物館で開催中だ。会期は6月15日まで。
公益財団法⼈⼤林財団が2017年から隔年で⾏ってきた助成事業《都市のヴィジョン》第4回の助成対象者イム・ミヌク。その展⽰「Hyper Yellow」を駒込倉庫で始まった。会期は3月12日まで。
現代美術家・舘鼻則孝を展覧会ディレクターに迎え、2021年より毎年開催されている「江戸東京リシンク展」。その4回目が旧岩崎邸庭園でスタートした。
第67回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年1月号では、山内朋樹『庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵』を取り上げる。庭師でもある著書が「庭のかたち」の発生を追い、目に見えない作庭のプロセスを観察した本書を、美術批評家・沢山遼が書評する。
第23回
生まれ故郷である沖縄の政治的・社会的問題と、自身のセクシャリティーを交錯させながら、映像、写真などを組み合わせたインスタレーションによって詩的な物語を立ち上げるアートプロジェクト「American Boyfriend」を展開するアーティスト・ミヤギフトシによる連載。
3億円を超える寄付を集めた京都市による「村上隆 もののけ 京都」(京都市京セラ美術館)のふるさと納税。この第2弾が3月1日に始まった。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」で、オープン5周年の記念企画として、約40のギャラリーが参加するオンラインイベント「OIL by 美術手帖 5th anniversary」が開催されている。会期は4月30日まで。
銀座 蔦屋書店の店内イベントスペース「GINZA ATRIUM」で、岡崎実央、中島健太、Neuronoa、山田啓貴、山本雄教の現代美術家5名によるグループ展「ART NOW→FUTURE」が開催中。会期は3月6日まで。
京都国立近代美術館は4月2日から5月26日にかけ、「没後100年 富岡鉄斎」を開催する。京都での鉄斎の回顧展は27年ぶりだ。
公益財団法人西枝財団が、これからの芸術・文化を担う若者の育成を目的にキュレーターを支援する助成事業「瑞雲庵における若手創造者支援事業 2025」。この事業の募集が5月10日まで行われている。
写真や映像は、人々のどのような「記憶」をとらえようとしてきたのかについて考察する展示「記憶:リメンブランス─現代写真・映像の表現から」が東京都写真美術館でスタートした。会期は6月9日まで。
2022年に初めて開催され、東京・丸の内仲通りの商業店舗を会場に現代アートを展示・販売するイベント「有楽町ウィンドウギャラリー」。その第3回がスタートした。会期は3月24日まで。
3月16日、愛知・長久手のジブリパークに、新エリア「魔女の谷」がオープン。この「魔女の谷」の様子を、昨年11月に開園した「もののけの里」とともにレポートする。
日本橋髙島屋S.C.本館で、織田コレクションから100脚の名作椅子を紹介する「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」がスタートした。会期は3月18日まで。
今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
2024年3月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。*最新情報は各館公式サイトをご確認ください。
2018年の初回以降、毎年開催されているアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO」(以下、AFK)。7回目となる「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024」がスタートを切った。会期は3月1日〜3日(音羽山 清水寺でのアドバイザリーボードによる展覧会は3月10日まで)。
Gallery Traxで昨年12月に開催された木村二郎「ReConstruction」の巡回展「ReConstruction Jiro Kimura and Gallery Trax」が、東京・日本橋兜町のギャラリースペース「AA(アー)」に巡回する。会期は4月6日〜4月14日。
第31回
『美術手帖』創刊70周年を記念して始まった連載「プレイバック!美術手帖」。美術家の原田裕規が美術手帖のバックナンバーを現在の視点からセレクトし、いまのアートシーンと照らしながら論じる。今回は、1968年11月号より特集「画壇の崩壊」をお届けする。
愛知県美術館で開催された「生誕120年 安井仲治」展を美術評論家・清水穣がレビューする。2004〜2005年に開催された初の大回顧展を踏まえ、新たな段階として展開される本展。そこから窺い知ることができる安井の美学や、古典的とも言える手法の数々について考察するとともに、その作品群は現代を生きる我々に何を語っているのかについて論じる。