MAGAZINE

第1回

TODA BUILDINGがアートを核とする理由。アドバイザリーコミッティに求められる「見立て」の視点

東京都中央区京橋。アーティゾン美術館と隣接する敷地で、2024年11月にオープン予定で大規模開発が進められているTODA BUILDING(以下、TODAビル)の中核に、戸田建設が主導するアート事業「ART POWER KYOBASHI」が位置づけられている。この事業背景について、アドバイザリーコミッティーに名を連ねるクリエイティブディレクターの小池一子、建築家であり東京大学生産技術研究所特任教授の豊田啓介、戸田建設で京橋プロジェクトのリーダーを務める小林彩子に話を聞いた。

日本橋からアートの新しい物差しをつくる。「ソノ アイダ#TOKYO MIDTOWN AWARD」特別鼎談:藤元明×大巻伸嗣×井上ルミ子

これまで333名のアーティスト・クリエイターを顕彰してきた「TOKYO MIDTOWN AWARD」と、空き物件などの都市の隙間をメディアとして活用するアートプロジェクト「ソノ アイダ」がこのたびタッグを組んだ。日本橋エリアのビルの隙間に拠点を構え、受賞者の制作現場として街に開かれる。ここからどのような新たな価値が生み出されるのか? ソノ アイダ主宰の藤元明、アワードの審査を務めてきた大巻伸嗣、東京ミッドタウンの井上ルミ子に話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

色と空間を冒険するアーティスト。フランシス真悟の国内初となる大規模個展が茅ヶ崎市美術館で開催へ

絵画のメディウムを実験的に扱い、色と空間を冒険するかのように作品を制作してきた現代アーティスト・フランシス真悟。その国内初となる大規模個展「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」が、神奈川の茅ヶ崎市美術館で開催される。会期は3月30日~6月9日。

NEWS / EXHIBITION

認知の構造を視覚的に表現する3組のアーティスト。「ACT Vol. 6『メニスル』」展をTOKAS本郷で開催中

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)本郷が、いま注目すべき活動を行う作家を紹介する企画展シリーズ「ACT(Artists Contemporary TOKAS)」の第6弾を開催し、大庭孝文、菅雄嗣、ヨフといった3組のアーティストを紹介する。会期は3月24日まで。

NEWS / PROMOTION

能登半島地震から工芸をいかに考えるか。秋田市文化創造館のクロストーク「『工芸と天災』レポート

令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた現地の伝統工芸。これを受けて秋田市の秋田市文化創造館でクロストーク「『工芸と天災』—能登半島輪島市の現状報告と、天災後に作家が何をできるか考える。」が開催された。そのハイライトをレポートする。

NEWS / REPORT

第69回

関東大震災絵図からリハビリとアート、村上由鶴のアートとフェミニズムを考える入門書まで。『美術手帖』2024年1月号ブックリスト

新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2024年1月号では、『関東大震災絵図 揺れたあの日のそれぞれの情景』から『障害の家と自由な身体 リハビリとアートを巡る7つの対話』、村上由鶴の『アートとフェミニズムは誰のもの?』まで、注目の8冊をお届けする。

SERIES / BOOK

PREMIUM

パール・ラム・ギャラリーズはなぜアートフェア東京に出展するのか? ディレクターに聞く

香港と上海にスペースを有するパール・ラム・ギャラリーズ(Pearl Lam Galleries)が、昨年に続いてアートフェア東京に出展する。アジアでも有数のギャラリーはなぜマーケットが小さな東京のフェアに参加するのか? ディレクターの寺島ゆりかに聞いた。

INTERVIEW

第68回

書評:モダニズム批評の呪縛を超えて。加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年1月号は、加治屋健司『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』を取り上げる。「本邦初のカラーフィールド絵画の専門書であり、欧米の現代美術史を専門とする著者の長年の集大成である」本書には、どのような特徴そして功績が見受けられるのか。美術批評・中島水緖が書評する。

SERIES / BOOK