国立新美術館前に出現した果物の庭。和田礼治郎《禁断の果実》が示唆するものとは?
国立新美術館のパブリックスペースを使った企画シリーズ「NACT View」。6月10日まで現代美術家・彫刻家の和田礼治郎によるインスタレーション《FORBIDDEN FRUIT》(2024)が展示されている。その制作意図について作家の言葉とともに紹介する。
国立新美術館のパブリックスペースを使った企画シリーズ「NACT View」。6月10日まで現代美術家・彫刻家の和田礼治郎によるインスタレーション《FORBIDDEN FRUIT》(2024)が展示されている。その制作意図について作家の言葉とともに紹介する。
2月1日にリニューアルオープンした東京・町田市の南町田グランベリーパーク内にある「スヌーピーミュージアム」。そのオフィシャルショップでチェックしたいミュージアムオリジナルのグッズを、編集部がピックアップして紹介する。
フランスの美術学校でももっとも長い歴史を持ち、モロー、マティスにブランクーシなど数々の著名アーティストを輩出してきたパリ国立高等美術学校。同校を卒業するアーティストたちの創意やプロ意識とは? 昨今のボザールの取り組みやギャラリーとの連携も含め、リポートする。
第34回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「サンパウロ」では、昨年同地で開催された第35回サンパウロ・ビエンナーレを紹介する。非白人キュレーターらによってグローバルサウスのアーティストを中心に構成されたこのビエンナーレは、既存の西洋的価値観に対しどのような声をあげたのか。仁尾帯刀が論じる。
コンサルティング大手のPwCコンサルティングによる初の現代美術展「How to face our problems」が、代官山ヒルサイドフォーラムで開幕する。アルフレド・ジャー、ミリアム・カーン、森万里子、潘逸舟、金光男、涌井智仁の6名の作家の作品が集結した。一般公開会期は2月27日〜3月2日まで。
2022年から長野県松本市で毎年開催されている「マツモト建築芸術祭」。第3回を迎えた今年は「マツモト建築芸術祭2024 ANNEX 消えゆく名建築 アートが住み着き 記憶する」として、解体予定の旧松本市立博物館をメイン会場に開幕した。会期は3月24日まで。
第33回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ベルリン」では、ブリュッケ美術館で開催された「残された時間に対する現在の攻撃:戦争と抑圧の芸術的証言」展を紹介する。現在世界各地で起こっている戦争は、過去の戦争とどのように結びつき、鑑賞者に何を訴えかけるのか。展覧会を通じて河内秀子が考察する。
丸の内の東京ステーションギャラリーで「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」が開幕した。わずか38年の生涯で、日本の写真史において重要な痕跡を残した作家の仕事を通覧できるものとなっている。会期は4月14日まで。
サンローランの子会社であるサンローラン プロダクションが製作した映画『ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争』が、2月23日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショーされる。
新進作家の動向を反映する美術作品の公募コンクール「FACE」。12回目となる「FACE2024」では津村光璃《溶けて》(2023)がグランプリに選ばれた。「FACE展2024」の開催にあたり、津村にインタビューを行った。
東京・銀座のギャルリーためながで、アーティスト・吉川民仁による個展「景色の声音」が開催される。会期は2月24日~3月24日。代表作から新作まで約40点が一堂に会する、国内3年ぶりの個展となっている。
世田谷文学館で、漫画家・伊藤潤二による初の大規模個展「伊藤潤二展 誘惑」が開催される。会期は4月27日〜9月1日。
今週開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。2月第4週は「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」「CURATION⇄FAIR」「奈良美智: The Beginning Place ここから」「白井美穂 森の空き地」「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」など13の展覧会をご紹介。
第32回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ロンドン」では、同地で開催された「ラゴス、ペッカム、繰り返す:湖巡礼の旅」展、「生きている家」、「私たちは、私たちが何者であるかによって構成される集団である」展の3つを紹介。展覧会を通じて浮き彫りになる、ロンドンの様々な実情や分別されたアートと政治との関係性に注目し、橘匡子が紐解いてゆく。
東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で、イギリス出身のアーティストであるマーク・レッキーによる日本初個展「FIORUCCI MADE ME HARDCORE FEAT. BIG RED SOUNDSYSTEM」が開幕した。会期は8月18日まで。
展覧会とアートフェアで構成される新たなアートイベント「CURATION⇄FAIR」。その展覧会パートが、東京・九段下の登録有形文化財「kudan house」で幕を開けた。
神奈川県・座間市の座間市役所で、現代美術家・鈴木康広の展覧会「空気の人/分光する庭」が開催されている。「断らない相談支援」として、市民の生活の困りごとを受け付けてきた座間市地域福祉課が、孤独や孤立に向き合う相談者たちの個性と向き合うために企画した展覧会だ。
韓国・安佐島で、水上に浮かぶ美術館「FLOATING MUSEUM(仮称)」が2024年6月の開館を予定している。アーティスト・柳幸典が率いるチーム「YANAGI + ART BASE」の設計。
第31回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年1月号の「ニューヨーク」では、2023年夏にニュー・ミュージアムで開催されたプエルトリコ出身の作家ペポン・オソリオの個展「マイ・ビーティング・ハート」を紹介。オソリオによるインスタレーションはどのような工程で制作され、鑑賞者にどのような視点をもたらしたのか。國上直子が考察する。
兵庫県立美術館は、フランスのアヴェロン県と兵庫県との20年をこえる友好提携を記念し、ピエール・スーラージュと森田子龍の展覧会を開催する。会期は3月16日〜5月19日。