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グランプリに個展開催権と制作費30万円。第23回写真「1_WALL」展がガーディアン・ガーデンで開催へ

写真界の次世代を担う若手を発掘する第23回写真「1_WALL」展が、5月18日〜6月19日に銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。今回のファイナリストは、香取声、木原千裕、佐久間靖浩、曾迪生、長谷川愛実の5名。6月3日に行われる公開最終審査会で選出されるグランプリ受賞者には、1年後の個展開催の権利と個展制作費30万円が贈られる。

NEWS / PROMOTION

都と国で温度差。美術館は再開か休館継続か

3度目の緊急事態宣言が31日まで延長されるのを受け、都内の美術館は対応に追われている。国が運営する国立美術館は12日からの再開に踏み切るいっぽう、都立の美術館は休館を継続。同じエリア内でも判断がわかれた。

NEWS / HEADLINE

人々の記憶や時の流れを銀箔で表現。能條雅由の個展「Stillness」がYUKIKOMIZUTANIで開催

人々の記憶や時の流れといったテーマを銀箔での表現で作品を制作してきた能條雅由。その最新の個展「Stillness」が、4月24日〜6月12日に東京・天王洲のYUKIKOMIZUTANIで開催される。本展では、能條の代表的なシリーズ「Mirage」を国内では初めての大きなスケールで展示し、蜃気楼のように鑑賞者の遥かなる記憶の残像を呼び起こす。

NEWS / PROMOTION

世界の理への飽くなき探究。荒井保洋評 「植松奎二 みえないものへ、触れる方法 - 直観」展

作品を発表し始めた1969年から現在まで、多様な形態の作品を通して、重力、引力といった見えない力の法則から世界の構造・存在・関係を一貫して探究してきた植松奎二。芦屋市立美術博物館での本個展では、1年をかけて同館の空間と構造を読み解き、ここでしか生み出せない作品を発表した。この世界を新たに認識する方法を探る本展について、滋賀県立美術館学芸員の荒井保洋が論じる。

REVIEW

世界初のNFTを使った作品も。サザビーズがNFTのグループセールを開催へ

サザビーズが、6月3日〜10日にNFTムーブメントを代表するアーティストの作品を一堂に集めるオークション「Natively Digital」をオンラインで開催。世界で初めて鋳造されたNFTを使った作品、ケビン・マッコイの《Quantum》をはじめとする作品が出品され、全作品の入札は100ドルから始まる。

NEWS / MARKET

史上初めて全員コレクティブ。ターナー賞が2021年のファイナリストを発表

1984年より開催されているイギリスのターナー賞が、2021年のファイナリストを発表した。アレイ・コレクティブ、ブラック・オブシディアン・サウンド・システム、クッキング・セクションズ、ジェントル/ラディカル、プロジェクト・アート・ワークスの5組が選出され、同賞史上初のアート・コレクティブのみによるファイナリストとなる。

NEWS / HEADLINE

幻影を呼び込む空間。椹木野衣評 冨安由真展「漂泊する幻影」、青木美紅「1996120519691206」展

KAAT神奈川芸術劇場の空間をインスタレーションへと変貌させた冨安由真の「漂泊する幻影」展と、「ヘルマウス」と呼ばれる悪魔から着想を得た新作を発表した青木美紅の「1996120519691206」展。ふたつの個展について、亡霊や幻影の気配を呼び込む装置として位置づけながら、椹木野衣が論じる。

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