NFTを活用したオープンメタバース上の文化都市「メタトーキョー」(MetaTokyo)で、日本初となるジェネラティブアートにフォーカスをしたポップアップミュージアム「SPACE by MetaTokyo」が建設される。
メタトーキョーは、アソビシステム株式会社、ParadeAll株式会社、Fracton Ventures株式会社の3社が今年8月に始動したプロジェクト。国内外の様々なクリエイター、パートナー企業と事業展開を行うことで、グローバルで新たなカルチャーやエンタメの流通を拡張しているNFTとメタバース、そして新たな社会のあり方を実現するWeb 3.0ムーブメントと文化、都市を結びつけることを目指している。
今回のポップアップミュージアムは、オープンメタバース「Decentraland」に購入したメタトーキョー用の土地の一部にオープンするもので、その建造物はメタバース/VRクリエイターとして国内外で活躍しているMISOSHITAが手がけた。コードによりグラフィックを生成するNFTアート・コレクション「ジェネラティブアート」にフォーカスした展示を行う。
その第1弾として、NFTアートプロジェクト「Generativemasks」「function draw()」「すしぴこ(Sushipico)」が展示される。
Generativemasksはクリエイティブコーダー・takawo shunsukeによるプロジェクトで、コードによって生成された1万点のユニークなジェネラティブアート作品。このNFTは、表情の異なるユニークなマスクを次々と自動的に生成し、リロードするたびにマスクの配色も変わる。本作のtakawo shunsukeの収益は、クリエイティブコーディングに関連する団体・企業に寄付されるという。
function draw()は、国内のクリエイティブコーダーによるジェネラティブアート作品のNFTコレクション。画像や動画作品ではなく、リアルタイムにコードを通じて作品が描画されており、デジタルアート作品においてもインタラクションを楽しめるができる。
すしぴこ(Sushipico)は、日本の伝統食である寿司の魅力をキューブ型の小さなドット絵に詰め込み、ゲームやグッズなど様々なかたちで触れて親しめるような作品。同作は、日本最大級のドット絵の祭典「Pixel Art Park」などのイベントにも出展されている。
なお、本企画と並行してメタトーキョーの「デジタル・パスポート」として機能するNFT「MetaTokyo Pass」の販売もスタート。その所有者は、メタトーキョー内で行われる限定イベントや制限エリアへの入場、所有しているクリエイターへのワークショップなどのアクティビティへの参加などができる。