ドイツのコンテンポラリー・ダンス振付家、舞踊家であるピナ・バウシュ(1940〜2009)。そのアーカイブ資料がオンラインでアクセスできるウェブサイトが、ピナ・バウシュ財団によって公開された。
同サイトでは、1970年代から現在に至るまでの30万点以上の写真や9000本以上の映像などが公開予定。
同財団は2010年の設立以来、バウシュの作品や創作に関する写真、ビデオ、記事、文書などの膨大なアーカイブをインデックス化し、デジタル化する作業を行っている。今回のアーカイブサイトは、ダルムシュタットダルムシュタット応用科学大学のコミュニケーション・メディア研究所の協力を得て実現したものだ。
サイトでは、写真、コスチューム、ヴィデオ、オーラル・ヒストリーなど様々ジャンルでアーカイブを閲覧可能。また、ピナ・バウシュと関係があった重要人物たちにフォーカスしたコンテンツも用意されている。
ピナ・バウシュの息子で、同財団の創設者兼理事長であるサロモン・バウシュは、「このウェブサイトは、昨日、今日、そして明日をつなぐものだ」とし、「そこには発見すべき宇宙があり、多くの人々に感動とインスピレーションを与えてくれることを願っている。母の作品との接点をつくることで、人々にそれぞれの官能的な体験やダンスの経験をしてもらいたい」とコメントしている。