
未来のアートと倫理から、「ファッション」とは何かを問う一冊まで。『美術手帖』6月号新着ブックリスト(2)
新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。アートに関する倫理について専門家たちによる現場の声を集めた実践的な一冊『未来のアートと倫理のために』から、「ファッション」を語るための原理的な問いに答える『言葉と衣服』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。アートに関する倫理について専門家たちによる現場の声を集めた実践的な一冊『未来のアートと倫理のために』から、「ファッション」を語るための原理的な問いに答える『言葉と衣服』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

アジア地域のアーティストが直面している検閲や表現の自由などの問題に関する注意を喚起して解決案を探るために、非営利団体・PENアメリカの関連プロジェクト「Artists at Risk Connection」(ARC)が調査報告書を発表した。

岡本太郎記念館と川崎市岡本太郎美術館は、「第25回岡本太郎現代芸術賞」の応募作品を7月15日から9月15日まで募集する。

1986年に開館した八戸市美術館を全面的に建て替えた新たな美術館が、11月3日に開館する。オープニング企画は11のアーティスト・コレクションが参加する「ギフト、ギフト、」展だ。

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナー。明治以後の企業人による芸術支援を概観する『企業と美術』から、ニューメディアとしての「テレビジョン」がアートに与えた影響を探る『虚像培養芸術論』まで、注目の新刊を3冊ずつ2回にわたり紹介する。

1989年にイギリスのコンピュータ科学者ティム・バーナーズ=リーによって発明された「World Wide Web」(WWW)のソースコードが、サザビーズのオンラインセールにNFTとして出品される。

既存の画像にドローイングを重ねることで生み出した新たなイメージを、油彩でふたたび描き出すことで「人の存在」のあり方を問い続ける佐藤未希。6月2日よりYoshimi Artsで開幕した個展「沈黙の声」の出展作の話を交えながら、制作プロセスやコンセプトなどについてインタビューした。

香港政府は6月11日に映画検閲規制の改正を発表し、国家の安全を脅かす行為や活動を促進または賛美していると思われる映画の上映が禁止されるようになった。

第3回
アートに携わるすべての人が知っておきたいアートと法の基礎知識を、Art Lawの専門家である弁護士・木村剛大が解説する本シリーズ。現代美術の世界で度々行われる作品の改変のうち「物理的改変」に続き、今回は「概念的改変」について、事例を踏まえて紹介する。

第38回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年6月号の「BOOK」2冊目は、美術だけでなく建築、デザインの分野も含めた「展示空間」から戦後日本の芸術史を検証する『鈍色の戦後』を取り上げる。

2022年4月23日〜11月27日に開催予定の第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展が、そのテーマを発表した。

第37回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年6月号の「BOOK」1冊目は、ロザリンド・E・クラウスによる20世紀美術批評の最重要論集の新訳『アヴァンギャルドのオリジナリティ』を取り上げる。

現代芸術振興財団が主催するアートアワード「CAFAA賞」。「CAFAA賞2020」のファイナリストにはAKI INOMATA、金沢寿美、 田口行弘の3名が選ばれた。ファイナリストが都内で開催される個展に向けて作品を制作。6月1日より東京・六本木のピラミデビル4階にて開催される各作家の個展を経たのち、最終選考にてグランプリ1名が選ばれる。ファイナリストに選ばれた田口行弘に、制作について話を聞いた。

「自身の負の記憶と人の闇を混淆した美」を命題に表現を続ける谷原菜摘子。2017年の五島文化記念文化賞美術新人賞の受賞で得た1年間のフランス研修滞在、その成果報告展が2会場で同時開催されている。新作のパステルドローイングを中心に展示する「紙の上のお城」と、新作をメインにベルベットを支持体とする油彩作品で構成する「うきよの画家」。「紙の上のお城」展会場のMEMでインタビューを行った。

6月25日から東京・新宿区のギャラリーで開催予定だった企画展「表現の不自由展・その後 TOKYO EDITION+特別展」が、会場での妨害行為などによって会場変更を余儀なくされた。表現の自由をも揺るがすこの状況を受け、いま何がなされるべきか? 武蔵野美術大学教授で憲法研究者の志田陽子が論じる。

今年に入り、アートマーケットの世界でもっとも注目を集めるトピックは間違いなくNFT(非代替性トークン)を使用したアートだろう。この盛り上がりについて、日本でいちはやくアートとブロックチェーンの関係に注目してきたスタートバーン株式会社CEOの施井泰平に話を聞いた。

『AKIRA』『となりのトトロ』『鉄腕アトム』などのアニメセル画などが出品されるオークションが、6月25日〜27日にアメリカ・ダラスのオークションハウス「ヘリテージ・オークションズ」で開催される。

中国を代表するアーティストのひとり、艾未未(アイ・ウェイウェイ)。その挑発的で反権力的な作品は世界中に大きなインパクトを与え続けてきた。そんな彼が、四川大地震の被災者を祈念するために13年間取り組み続けているアートワーク《念念》について、その足跡と活動の意味を尋ねた。

2021年4月1日に国立西洋美術館の新館長に就任した田中正之。西洋の近現代美術を専門とし、国立西洋美術館や武蔵野美術大学 美術館で様々な展覧会を企画してきた。現在整備のために長期休館中の国立西洋美術館の館長として、館に対する考えや今後の展望を聞いた。

「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明にフォーカスした世界初の展覧会がこの秋、国立新美術館で開催されることが発表された。