大阪中之島美術館から直島まで。2022年開館・リニューアルのアート施設をピックアップ
2022年に開館あるいはリニューアルオープンを迎える美術館・ギャラリーなどのアート施設のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届けする。
![](https://bt.imgix.net/magazine/24961/main/1639614985124_04229b242c58477c022789609edcedc0.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1472&h=828&fit=clip&rect=0,104,2008,1129&v=14)
大阪中之島美術館(2月2日開館)
![](https://bt.imgix.net/magazine/24961/content/1639615453388_52f215db21e4938f979e0645d91e76f6.png?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)
大阪・国立国際美術館に隣接するかたちで誕生する大阪中之島美術館は、もともと近代美術館を新たに建設するという大阪市制100周年記念事業のひとつとして、1983年に構想されたもの。90年に準備室が設置されて以降、長期にわたる検討を経て、2013年に中之島に美術館を整備することが決定。19年2月に建設工事がスタートし、2022年2月に開館を迎える。
建築は遠藤克彦建築研究所が設計。真っ黒な直方体という特徴的な外観で、館内は5階建て。全フロアを巨大な吹き抜け「パッサージュ」が貫く構造となっている。
同館のコレクションは、大阪と世界の近現代美術および近現代デザインが核となっており、大阪の実業家・山本發次郎(1887〜1951)の収集作品約600点をはじめとする約6000点で構成。バウハウス、アルヴァ・アアルトなどを含んだデザインコレクションも有している。開館記念展としては、コレクション展「Hello! Super Collection 超コレクション展 ―99のものがたり―」と、荒⽊悠、林勇気、柳瀬安⾥による「ホームビデオプロジェクト作品展⽰|テールズアウト」が開催予定だ。