MAGAZINE

東京都庭園美術館「ルネ・ラリック リミックス」展で出会う、新たなラリック像。新館には「もうひとつの邸宅」も

ジュエリー作家/工芸作家という肩書を持ちながらも、その枠を超えて芸術家としての道を切り開いたルネ・ラリック(1860〜1945)。7つの章によって、ひとりの芸術家としてのラリック像に迫る展覧会「ルネ・ラリック リミックス」が東京都庭園美術館で開幕。そのハイライトをお届けする。

NEWS / HEADLINE

PREMIUM

「体験型アートは美術史の次なるムーブメント」。メガギャラリー・ペースが体験型アートセンター「Superblue」をオープンさせた理由

メガギャラリー・ペース社長兼CEOのマーク・グリムシャーらによって設立された新たな体験型アートセンター「Superblue」が、5月20日にアメリカ・マイアミにオープン。同センターの特徴や、コロナ禍において鑑賞者が体験型アートに対する需要の変化などについて、その共同設立者兼CEOのモリー・デント・ブロックルハーストにインタビューを行った。

INTERVIEW

PREMIUM

第35回

誰でもその人を中心に交差する複数のコンテクストを持っています。大山エンリコイサムインタビュー

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。6月は、発売中の2021年6月号からニューヨークで活動する日本人アーティストの言葉を紹介する。本記事では、エアロゾル・ライティング(いわゆるグラフィティ)から出発して、「クイックターン・ストラクチャー(QTS)」という独自のモチーフを発展させ続けている大山エンリコイサムのインタビューを掲載。

SERIES / BT ARCHIVES

PREMIUM

第36回

NYではみんな他所から来たということが共通点で、結構重要なんです。笹本晃インタビュー

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。6月は、発売中の2021年6月号からニューヨークで活動する日本人アーティストの言葉を紹介する。本記事では、自らつくり上げたインスタレーション空間を舞台に、即興的なパフォーマンスを行う作品で知られる笹本晃のインタビューを掲載。

SERIES / BT ARCHIVES

第6回

TikTok LIVEで展覧会の魅力を紹介。寺田倉庫が運営するミュージアム「WHAT」の試み

天王州の街を拠点に、独自の芸術文化発信事業を繰り広げている寺田倉庫。複数のギャラリーが軒を連ねる複合施設やミュージアムにカフェ、画材ラボなど、様々な分野でアートの魅力を発信している。その寺田倉庫が運営する芸術文化発信施設「WHAT」「PIGMENT TOKYO」「WHAT CAFE」の3施設が精力的に取り組んでいるのが、TikTokでの発信だ(PR)。

フランス風景画の変遷をたどる。「風景画のはじまり コローから印象派へ」展が新宿のSOMPO美術館で開幕

フランス・シャンパーニュ地方にあるランス美術館の風景画コレクションから約80点の作品を出品し、フランスにおける近代風景画の変遷をたどる展覧会「風景画のはじまり コローから印象派へ」が、新宿のSOMPO美術館でスタート。本展の見どころを紹介する。

NEWS / REPORT

三菱地所アルティアムで最後の展覧会。塩田千春や最果タヒなど7作家が参加

今年8月31日に閉館する福岡のアートギャラリー・三菱地所アルティアムが、その最後の展覧会「絶望を覆すことができない恋を正義とせよ、きみが、死んでも残る花。」を開催し、塩田千春、淺井裕介、潘逸舟、津田直、山内光枝、鹿児島睦、最果タヒの7作家の作品を紹介する。会期は7月14日〜8月31日。

NEWS / EXHIBITION

京都学派の思想とその多重性とは。能勢陽子評「ホー・ツーニェン:ヴォイス・オブ・ヴォイド−虚無の声」展

 あいちトリエンナーレ2019にて、豊田市の旅館を舞台に映像インスタレーションを展開したホー・ツーニェン。シンガポールを拠点に国際的に活躍する作家の最新作が、山口情報芸術センター[YCAM]で展示中だ。1930〜40年代、日本で大きな影響力を保持した「京都学派」をテーマに、VRとアニメーションを組み合わせた本作について、あいちで同作家のキュレーションを担当した、豊田市美術館学芸員の能勢陽子が論じる。

REVIEW