
「キングダム展 -信-」が上野の森美術館で開幕。マンガの原画でたどる戦いの物語
中国の春秋戦国時代を舞台にした原泰久のマンガ作品『キングダム』の原画を集めた展覧会「キングダム展 -信-」が上野の森美術館で開幕した。その概要をレポートする。

中国の春秋戦国時代を舞台にした原泰久のマンガ作品『キングダム』の原画を集めた展覧会「キングダム展 -信-」が上野の森美術館で開幕した。その概要をレポートする。

第2回
韓国の美術市場に対して大きな期待を示しており、日本市場に進出する意向も表明したメガギャラリーのペース。そのアジア戦略や今年の市場動向などについて、同ギャラリーのパートナー兼アジア総裁である冷林(レン・リン)に話を聞いた。

今年3月、東京都が保管する戦争体験者の証言ビデオが、20年以上にわたって活用されず封印状態にあることが報道された。戦争の資料をどう公開し、伝えていくべきなのか。資料や人々との対話をもとに、戦争や災害の歴史と記憶に向き合い作品を発表してきたアーティスト・藤井光による寄稿。

ライゾマティクスが、Perfume初のNFT作品《Imaginary Museum “Time Warp”》をマーケットプレイス「NFT Experiment」でリリースした。6月11日21時から販売がスタートする。

新型コロナウイルスの影響で開催延期となった京都の新しいアートフェア「Art Collaboration Kyoto」(ACK)が、11月5日〜7日の会期で開催することを発表した。

今週スタートした展覧会と終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

上海を代表するアートフェア「アート021」がプロデュースするアートフェア「JINGART(ジン・アート)」が、6月10日に北京の「北京展覧館」でスタートした。そのハイライトを紹介する。

スペインの美術教授であるマリア・ロピスとその学生たちが、ピカソの女性への扱いに抗議するためにバルセロナにあるピカソ美術館でサイレントデモを行った。その狙いとは?

アーツ前橋の作品紛失をめぐり、いまだ事態が収束しない。前橋市に情報公開請求して入手した資料をもとに、作品紛失に関する経緯や問題点を整理。また同館の労務管理に関する問題も取材した。

PARCOでは日頃の感謝を込めた抽選プレゼントキャンペーン「PPPP」を開催中。全国のPARCO18店舗で6月24日まで開催している。

6月7日から8日にかけてフィリップスが北京のポリーインターナショナルオークションと共同開催した「20世紀・現代アート&デザインセール」が、合計約7億200万香港ドル(約99億円)の売上高を記録し、すべての出品作が落札された。

紙や文字、鏡の反映など、絵画のレイヤーを意識させる要素を平面に描き込む千葉正也、キャンバスや陶器に力強いストロークで形態を描く松田啓佑、そして写真を通して視覚的無意識に迫ろうとする顧剣亨(コ・ケンリョウ)。3人のアーティストの実践は絵画の歴史のなかにどう位置づけることができるのか、清水穣が論じる。

ひとりのアーティストの個展形式で行われてきた大分県別府市の芸術祭「in BEPPU」。今年は梅田哲也が、街中を回遊しながら音声を聴く体験型の作品を発表した。コロナ禍における新たな芸術祭のかたちを提示した本展を、同時期に別府で開催された「虹 夏草 泥亀 佐藤俊造の全貌展」とあわせて椹木野衣がレビューする。

東京・六本木の国立新美術館で、日本のファッション史の変遷をたどる大回顧展「ファッション イン ジャパン 1945-2020 —流行と社会」が開幕した。そのハイライトをレポートでお届けする。

ニューヨーク市文化局は、パブリック・アートの制作を支援するため、「City Artist Corps」を通して2500万ドル(約27億円)を拠出する。

第41回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第41回は紙で小さな「冷蔵庫」をつくり続ける酒井友章さんを紹介する。

MAHO KUBOTA GALLERY(東京・神宮前)にて、AKI INOMATAによる個展「貨幣の記憶」が開催された。生物との協働で知られる作家の新作が発表された本展を、エコロジーなどをテーマに活動する若手キュレーターがレビューする。

2016年に発表された藤井光の《爆撃の記録》。その別バージョンが、原爆の図丸木美術館で特別企画として展示された。東京都現代美術館での「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」展に出品された本作は、東京大空襲の記録をめぐる「規制」を浮き彫りにするものだった。丸木美術館で常設展示されている「原爆の図」と、《爆撃の記録》が同じ場所で展示されることから見える問題提起とは。社会学者の毛利嘉孝が論じる。

ヨーロッパの歴史的な建造物に吊り下がるシャンデリアに人工の光を当て、放出される光の集合体を写し取る「Luminescence(ルミネソンス)」シリーズ。シュウゴアーツで開催中の個展で写真作品を展示する小野祐次に話を聞いた。

東京都写真美術館で写真家・篠山紀信の個展「新・晴れた日」が始まった。1960年代から現在に至るまで、篠山の60年以上にわたるキャリアを振り返る初の展覧会だ。