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「あいち2022」から「瀬戸内国際芸術祭」まで、2022年注目の国際芸術祭ベスト6

長引くコロナ禍のなかでも、2022年には多くの芸術祭が開催予定だ。今回はそのなかから注目の芸術祭6つを厳選。なお最新の情報や感染症対策については、各芸術祭のウェブサイトを参照してほしい。

直島パヴィリオン 2015 所有者=直島町 設計=藤本壮介建築設計事務所 写真=福田ジン

マツモト建築芸術祭

割烹 松本館

 数々の国登録有形文化財の建物が存在する長野県松本市。名建築とアートを融合させてその魅力を発信する「マツモト建築芸術祭」が、2022年1月29日~2月20日に初開催となる。

 会場となるのは国宝「旧開智学校」や、昭和初期に建設された「旧第一勧業銀行松本支店」、「旧念来寺鐘楼」など。広告写真家・白鳥真太郎は昭和の洋風建築が特徴の生家「白鳥写真館」で展示を行うほか、老舗の高級料亭「割烹 松本館」の公開では彫刻家・太田南海の装飾芸術を堪能することができる。

 そのほかの出展作家は、磯谷博史、井村一登、石川直樹、太田南海、河田誠一 、釘町彰、白鳥真太郎、五月女哲平、土屋信子 、中島崇、本城直季、松澤宥、山内祥太、ロッテ・ライオンら。建築とアートを同時にめぐることのできる機会となる。

マツモト建築芸術祭
会期:2022年1月29日~2月20日
会場:松本市内十数ヶ所
実施回数:1回目
総合ディレクター:おおうちおさむ

UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川2022

「UNMANNED 無人駅の芸術祭 2018」での展示風景より、木村健世《無人駅文庫》

 静岡県島田市から川根本町を結ぶ大井川鐵道の無人駅やその周辺エリアを舞台に、2018年から毎年開催されてきた「UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川」。今年は2月25日~3月21日に行われる。

 いくつもの渓流をあわせて駿河湾に注ぐ大井川は全長168km。大井川鐵道はその川に沿って走り、全20駅のうち16が無人駅だ。周辺エリアには耕作放棄地や空き家など、人がいなくなることで生まれた場所が多い。本芸術祭ではそこにアーティストが息を吹き込み、地域を再発見することを目的としている。「無人」の場所にどのような景色が見えてくるのかに注目したい。

UNMANNED 無人駅の芸術祭/大井川2022
会期:2022年2月25日~3月21日
会場:大井川鐵道の無人駅とそこから広がる集落 (静岡県島田市・川根本町)
実施回数:5回目
総合プロデューサー&総合ディレクター:大石歩真&兒玉絵美

瀬戸内国際芸術祭2022

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