MAGAZINE

沖縄人として沖縄を撮ることとは。北澤周也評「石川真生展 醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。」

敗戦後、アメリカの統治下にあった沖縄に生まれ、本土復帰を求める抵抗運動の嵐が吹き荒れるなか、カメラを通して同地の人々をとらえ始めた石川真生。ドキュメンタリーからフィクションまで、多様な手法を用いるそのスタイルを総数500点あまりで紹介した本展について、批評家・北澤周也がレビューする。

REVIEW

COMME des GARÇONSにアートワークを提供。気鋭のペインターbaanaiが初の油彩を発表

COMME des GARÇONSなど、数多くのファッションブランドにアートワークを提供してきたペインターのbaanai。その個展「EXPERIMENTALISM」が、東京の渋谷PARCO内・OIL by 美術手帖ギャラリーで開催されている。本展では、baanaiが初めて手がけた油彩画をはじめとする新作を見ることができる。会期は8月2日まで。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

経済同友会はなぜ「アート産業活性化に向けたエコシステムの構築」を提言したのか。経済界が見据える日本のアート産業の未来とは

今年5月に公益社団法人経済同友会の「スポーツとアートの産業化委員会」が発表した「アート産業活性化に向けたエコシステムの構築」。これは国内のアート産業の現状と課題を分析しつつ、今後の活性化に向けた8つの提言をまとめたものだ。共同委員長である秋田正紀(松屋取締役社長執行役員)と山口栄一(アートパワーズジャパン代表理事)に、提言について話を聞いた。

INTERVIEW

コロナ禍はアーティストの表現の自由にどう影響したのか? 「Artists at Risk Connection」のディレクターらに聞く

新型コロナウイルスの感染拡大や権威主義政権の台頭により、アーティストの芸術的表現の自由はますます危機的状況に陥っている。表現の自由の権利を保護し、世界中のアーティストを支援するために立ち上げられたプロジェクト「Artists at Risk Connection」(ARC)のディレクターらに、アジアのアーティストの現状や近年の検閲事件について話を聞いた。

INTERVIEW

5人のつくり手が見せる表現の力。「Walls & Bridges」展が東京都美術館で開幕

まったく異なる背景を持ちながら、表現へといたる情熱に共通する5人のつくり手を紹介する展覧会「Walls & Bridges 世界にふれる、世界を生きる」が、東京都美術館でスタート。「記憶」という言葉をひとつの手がかりに、それぞれのアーティストが歩いた創造・想像の軌跡をたどる本展の見どころをレポートする。

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