MAGAZINE

スペインはいかに描かれ、いかに受容されてきたのか。国立西洋美術館で見る「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」

スペインに関わる版画作品を展観し、スペインの文化・美術のイメージ形成の系譜を探る展覧会「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」が東京・上野の国立西洋美術館で開幕。会場の様子をレポートする。会期は9月3日まで

NEWS / REPORT

三角形を通じた対話。田中一光×イッセイ ミヤケ×三澤遥

グラフィックデザイナー・田中一光の作品をモチーフに、2016年に始まった「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」シリーズ。今回の6回目では、凛と咲く花々と、幾何学的に構成されたピラミッドをモチーフに、過去5回よりも多様な素材や技術が用いられた。ピラミッドシリーズ発売にあわせて銀座のISSEY MIYAKE GINZA / 445で開催中の特別展示に際し、同シリーズの解説テキストの執筆にも携わったデザインライターの角尾舞がその魅力を語った。

NEWS / PROMOTION

PREMIUM

伊藤若冲を見いだしたその慧眼の根源とは。美術史家・小林忠に聞くジョー・プライスの思い出

2023年4月、アメリカの日本美術コレクター、ジョー・プライスが亡くなった。伊藤若冲のブームのきっかけともなった世界的なコレクターはどんな人物だったのか。プライスと生前交流のあった美術史家・小林忠に、ギャラリストであり現代美術コレクターとして活躍するコバヤシマヒロが話を聞いた。

INTERVIEW

PREMIUM

「社会的無意識との邂逅」を抱き、じりじりと抵抗する。BUoY・岸本佳子インタビュー

地下のスペースは元銭湯、2階のギャラリーとカフェは元ボーリング場だという複合的アートスペース・BUoY。廃墟に風を通し、独自の活動を展開してきた同スペースのあゆみを、代表・芸術監督の岸本佳子へのインタビューを通して振り返ることで、アートにおける場所性とスペースが持つアイデンティティの可能性を探る。

INTERVIEW

PREMIUM

ナショナル・ポートレイト・ギャラリー大改装後のこけら落とし。イェヴォンデ・ミドルトンとポール・マッカートニーによる2つの特別展を見る

3年に渡る大改装を終え、6月22日に再オープンしたロンドンのナショナル・ポートレイト・ギャラリー。再開初日から開催されている「イェヴォンデ:ライフ・アンド・カラー」に続いて、28日から「ポール・マッカートニー フォトグラフス 1963-64 アイズ・オブ・ザ・ストーム」もスタートし、こけら落としの特別展2つ揃っての開催で改めて注目を集めている。

NEWS / REPORT

絵画と映画を越境した甲斐荘楠音。大規模個展が東京ステーションギャラリーに巡回

醜さも含めた人間の生々しさを描いた日本画家であり、映画界でも活躍した甲斐荘楠音(かいのしょう・ただおと)。その美術館で二度目となる回顧展「甲斐荘楠音の全貌―絵画、演劇、映画を越境する個性」が、京都国立近代美術館から東京ステーションギャラリーに巡回し、開幕した。会期は8月27日まで。

NEWS / REPORT