「アートウィーク東京」にアート・バーゼルが協力。森美術館や東京国立近代美術館など6館参加

2022年のローンチに先駆け、今年はプレイベントとして開催される「アートウィーク東京」がその詳細を発表した。世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル」らの協力のもと、東京国立近代美術館など都内50の美術館とギャラリーを会場に展開する。会期は11月4日〜7日。

NEWS / HEADLINE

今日に続く、起点としてのイメージ。若山満大評「映えるNIPPON 江戸~昭和 名所を描く」展

2021年6月から7月にかけ、府中市美術館にて開催された本展では、日本の観光地や景勝地がどのように描かれ広まっていったのかを、絵画をはじめ写真や版画、ポスターなどから探った。歌川広重「名所江戸百景」から、川瀬巴水の新版画、吉田初三郎の鳥瞰図など、時代に沿って変遷をみていく。これらの作品たちは、名所に、人々に、そして作家にどのような影響を与え関係を築いてきたのか。東京ステーションギャラリー学芸員の若山満大が論じる。

REVIEW

BOMBAY SAPPHIRE(ボンベイ・サファイア)が刺激するクリエイティビティ、その「かきたてる好奇心」の起源とは? 日高康介×中田嘉生 対談

世界中で愛されているジン「BOMBAY SAPPHIRE(ボンベイ・サファイア)」。そのブランドコンセプトである「かきたてる好奇心」をテーマにジントニックグラスのアートワークを募集する「BOMBAY SAPPHIRE Gin & Tonic Art Glass Competition」が開催されている。この開催に際して、terminal inc.のアートディレクターである中田嘉生が、ボンベイ・サファイアのブランドアンバサダーも担うBACARDI JAPAN・アドボカシーグループの日高康介に、ジンとしての歴史や起源、ブランドに込められたクリエイティブへの想いについて話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

50人以上のデザイナー・アーティストが集結。「ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル」がBunkamura ザ・ミュージアムで開催へ

自然とともに生きる暮らしのなかで生まれたフィンランドデザインの歩みを紹介する展覧会「ザ・フィンランドデザイン展 ― 自然が宿るライフスタイル」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。50人以上のデザイナーやアーティストによる作品を紹介することで、フィンランドデザインの誕生や発展のストーリーを紐解く。会期は12月7日〜2022年1月30日。

NEWS / EXHIBITION

第10回

寺田倉庫「模型保管庫」がTikTokで伝える、建築模型の奥深き世界

芸術文化発信施設「WHAT MUSEUM」「PIGMENT TOKYO」「WHAT CAFE」などを運営する寺田倉庫は、2021年7月1日に、TikTokとLIVEおよびコンテンツのパートナーシップ提携契約を締結した。現在はアートの魅力を発信する試みとして、定期的にTikTok LIVEを行っている。2021年7月30日に配信を行ったTikTok LIVEでは、模型保管庫を舞台に建築模型の魅力を発信した。その模様をレポートする(PR)。

制作期間3年の新作も。キュンチョメの個展「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」が開催中

様々な人々の生き方と社会との関わりを描き出す作品で東日本大震災以降、目覚ましい注目を集める現代アートユニット「キュンチョメ」。その新作個展「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」が、東京都中央区のNICAで開催されている。会期は9月12日まで。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

第2回

アートの仕事図鑑:額装で展覧会を支えるフレーマー・菅原美砂(レモン画翠)

展覧会の運営、アートマーケットの運用、コレクターのサポートなど、アートに携わる様々な仕事を紹介する「アートの仕事図鑑」。東京・御茶ノ水の画材店「レモン画翠」で、フレーマーとして展覧会の作品額装を担当する菅原美砂に、仕事の内容ややりがいをインタビューした。

PREMIUM

「死との戦いのなかで生の記憶を保存」。ハンス・ウルリッヒ・オブリストがボルタンスキーを偲ぶ

7月14日に逝去したフランスを代表する現代アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキー。その制作テーマや代表的なプロジェクトについて、親交があったサーペンタイン・ギャラリーのアーティスティック・ディレクター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストが振り返る。※本稿は7月22日に「FRIEZE」にて初めて公開された。

INSIGHT

存在しない線をキャンバスに描く。三瓶玲奈インタビュー

抽象と具象を行き来するように絵画を手がける三瓶玲奈。様々な季節、時間帯に通い、スケッチを繰り返しているある場所の風景から線を引き出し、キャンバスに描くことは可能か。シリーズ「線を見る」より新作ペインティングを発表している彼女に、個展会場のYutaka Kikutake Galleryで話を聞いた。

INTERVIEW / OIL