
北欧デザインの巨匠、フィン・ユールのイスが集結。東京都美術館で展覧会が開催
美しいイスをデザインしたことで知られているデンマークのデザイナー、フィン・ユール。そのデザインの魅力に迫る展覧会「フィン・ユールとデンマークの椅子」が、東京都美術館で開催される。

美しいイスをデザインしたことで知られているデンマークのデザイナー、フィン・ユール。そのデザインの魅力に迫る展覧会「フィン・ユールとデンマークの椅子」が、東京都美術館で開催される。

ラファエロ、レンブラント、モネなど西洋絵画の巨匠たちの作品を数多く所蔵するスコットランド国立美術館。同館のコレクションを通して西洋絵画史の変遷をたどる展覧会「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」が東京都美術館でスタートした。

世界にその名を知られる天才絵師・葛飾北斎。彼の代表作を、大英博物館が所蔵する希少品・優品で追う展覧会「大英博物館 北斎―国内の肉筆画の名品とともに―」が、東京・六本木のサントリー美術館で開催中だ。大英博物館とともに国内の肉筆画の名品も揃い、改めてその“神域”をめざした才を観る。

今週開幕/閉幕する全国の展覧会のなかから、とくに注目したい4つをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

阿佐ヶ谷にあったTAV GALLERYが約9ヶ月の準備期間を経て、5月より東京都港区西麻布でリスタートする。

戦争などの影響で日本での滞在制作を希望する海外のアーティストや表現者を支援するため、日本国内でアーティスト・イン・レジデンスを実施している団体・個人の有志が新しい取り組み「#ResidenciesWithoutBorders」をスタートさせた。

六本木の国立新美術館とともに「ダミアン・ハースト 桜」展を仕掛けたカルティエ現代美術財団(国立新美術館での展覧会は5月23日まで)。フランスの企業による現代美術の財団でもパイオニア的存在かつユニークなその活動について、1994年からゼネラル ディレクターを務めるエルベ・シャンデスに独占インタビューを行い、話を聞いた。

現代アートの世界で最も重要な国際展のひとつである「ヴェネチア・ビエンナーレ」がまもなく開幕を迎える。注目はロシア館の不参加とウクライナへの連帯だ。

ときにオークションで数十億円の価格がつくアーティスト、ゲルハルト・リヒター。その作品制作の裏側を追うドキュメンタリー映画『ゲルハルト・リヒター ペインティング』のDVDが発売中だ。

現代アートを通してパンデンミック以降の「ウェルビーイング」を問う展覧会「地球がまわる音を聴く:パンデンミック以降のウェルビーイング」が森美術館で開催される。「地球がまわる音を聴く」は、オノ・ヨーコのインストラクション・アートから引用された言葉だ。

グッチが4月29日にオープン1周年を迎える東京・銀座のフラッグシップショップ「グッチ並木」にて、グッチを象徴するバンブーをテーマに、竹を用いた作品で知られる四代田辺竹雲斎とのコラボレーションを展開する。

Chim↑Pomが、4月27日を以て「Chim↑Pom from Smappa!Group」へと改名する。その経緯は、森美術館で開催中の「ハッピースプリング」展へ、Smappa!Groupからの協賛申し出だけが美術館に断られたことに端を発しているという。

今年4月、京都に新しい現代アートギャラリー「ARTRO(アルトロ)」がオープン。「現代アート×菓子」をコンセプトにしたこのギャラリーでは、オープニング展として中国の現代美術作家チェン・ウェイの個展や、「京菓子司金谷正廣」とのコラボレーションによる菓子の販売が行われている。

文化芸術の担い手の雇用や育成の課題解決を図ることを目的に、日本初のアートの働き方に特化したジョブフェア「ART JOB FAIR」を2023年に初開催する計画が進んでいる。その立ち上げのためのクラウドファンディングがスタートした。

天王洲のTERRADA ART COMPLEXⅡにあるYUKIKOMIZUTANIが、初のグループ展として松本セイジ、尾花賢一、添田奈那の3作家による展覧会「キャラクターズ」を開催する。会期は4月22日〜5月28日。

ダムタイプでの活動に始まり、現在はミュージシャンでありメディア・アーティストとして世界で活躍する池田亮司。弘前れんが倉庫美術館を会場にサイトスペシフィックなデジタルインスタレーションを展開する、国内では13年ぶりとなる個展がスタートした。

彫刻家・名和晃平と振付家のダミアン・ジャレによるパフォーマンス三部作の書籍刊行を記念し、展覧会「Fountain」が銀座 蔦屋書店のイベントスペースGINZA ATRIUMでスタート。初公開の作品を含む約30点の作品が展示されている。

パリの「ブルス・ドゥ・コメルス ピノー・コレクション」で、故フェリックス・ゴンザレス=トレスとロニ・ホーンの2人展が開催中だ。コンセプチュアル・アートの文脈において重要な2人のアーティストの出会い、ホーンの近年作とも親和性を持って複製されたゴンザレス=トレスのマルチプル作品を、ピノーが所蔵する両者の作品と交えながら考察する。

美人画の大家として、上村松園と並び称された画家・鏑木清方。しかしその画業を見渡せば、美人画のみならず風景画や風俗画、肖像画など幅広い仕事をしていたことがわかる。東京国立近代美術館で開催中(5月27日より京都国立近代美術館に巡回予定)の「没後50年 鏑木清方展」に寄せ、《築地明石町》を起点に、美人画にとどまらない彼の画業をいま一度見直す。

「ONE」をテーマに、第10回の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」がスタートした。日本で最大規模を誇る国際的な写真フェスティバルの様子を現地からレポートする。