四代田辺竹雲斎がインスタレーションを発表へ。「グッチ並木」の1周年祝う

グッチが4月29日にオープン1周年を迎える東京・銀座のフラッグシップショップ「グッチ並木」にて、グッチを象徴するバンブーをテーマに、竹を用いた作品で知られる四代田辺竹雲斎とのコラボレーションを展開する。

イメージヴィジュアル Courtesy of Gucci

 2022年4月29日にオープンから1周年を迎えるグッチのフラッグシップショップ「グッチ並木」。ここでグッチを象徴するバンブーをテーマに、四代田辺竹雲斎によるインスタレーションが公開される。公開期間は22年4月27日〜8月31日。

 グッチ並木はクリエイティブ・ディレクター アレッサンドロ・ミケーレのクリエイティブ・ビジョンを体現する拠点として、1階と2階にショップ、3階に完全予約制のオーダーメイドサロン「Gucci Apartment」、そして4階にはミシュラン3つ星に輝くシェフ、マッシモ・ボットゥーラとのコラボレーションによるレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」を有する。

 今回、四代田辺竹雲斎はショップの1階と2階をつなぐ螺旋階段の空間を舞台に巨大なインスタレーションを展開。伝統を表す「黒竹」と、未来を表す「白竹」の2色の竹を編みこみ、ダイナミックで有機的な竹の構造体をつくりあげる。重なり合いながらひとつになって螺旋階段から天井へと広がる作品は、伝統を守りながら現代的な要素を取り入れて進化を続けるグッチの未来への歩みを具現化するものだ。

 四代田辺竹雲斎は2017年に襲名以降、世界各地で活動し、ボストン美術館、大英博物館、フランス国立ギメ東洋美術館、メトロポリタン美術館などで展覧会を開催。代々の技術を受け継ぐ伝統作品の制作を続けながら、竹によるインスタレーションや現代的なオブジェを創造し、その唯一無二の表現で多くの人々を魅了してきた。

 グッチと四代田辺竹雲斎とのコラボレーションは、グッチがブランド創設100年を迎えた昨年夏に京都で開催した体験型エキシビション「グッチバンブーハウス」に続くもの。今回のインスタレーションは、22年4月20日〜26日の7日間にわたり創作過程が一般公開されるのが大きな特徴だ。複雑な作品が編み上げられていく様子とともに、その完成形を楽しみに待ちたい。

 なおショップでは、1周年を祝して、グッチを象徴するバンブーをハンドルにあしらった限定アイテムをいち早く展開。さらに、グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウでは、4月29日から5月7日まで、シーズナルメニューに竹をテーマにした特別な一皿を組み入れたディナーコースを楽しむことができる(要予約)。

編集部

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