アート・音楽・食 の総合祭「Reborn-Art Festival 2019」の開催が決定。マルチキュレーター制で名和晃平、中沢新一ら8名がキュレーション

2017年7月22日から、石巻・牡鹿地区を中心に51日間にわたって初開催された、「アート」「音楽」「食」の総合祭「Reborn-Art Festival」。前回好評を博したこのフェスティバルの、第2回開催が決定した。会期は2019年8月3日~9月29日。

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図書館で石を切り出し、採石場で古書をめくるように。長谷川新評 吉田志穂展「Quarry / ある石の話」

インターネット上に存在する様々な画像と自身が撮影した写真を重ね、新たなイメージを構築してきた写真家の吉田志穂。東京・新宿のユミコチバアソシエイツで行われた個展「Quarry / ある石の話」では、これまで様々な人物によってスケッチ、小説、採掘場の石の欠片、ネット上の画像や考察などで表されてきたにもかかわらず、いまだ事実や史実が明確にされていないある「石」を、写真という手段で表現することを試みた。本展を、インディペンデント・キュレーターの長谷川新がレビューする。

REVIEW

日本初! 19年開催の「クリムト展」で大作《女の三世代》が公開決定

過去最多となる20点以上のグスタフ・クリムトの油彩画が揃う「クリムト展 ウィーンと日本 1900」。開催前からすでに話題を集めている同展に、新たにローマ国立近代美術館所蔵の《女の三世代》(1905)の出品が決定した。縦横約170cmの本作は、壁画などを別にすればクリムト最大の絵画のひとつ。今回が日本初公開となる。

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ジョーン・ジョナスによる国内最大規模のパフォーマンス公演&個展が来年12月に開催決定。京都で50年の活動を総覧する

パフォーマンスとニューメディアを融合させた表現の先駆者として知られるジョーン・ジョナス。そのパフォーマンス公演がロームシアター京都で(2019年12月12日)、個展が京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで(12月14日〜20年2月2日)開催される。

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志賀理江子、菊地智子、横田大輔らが参加。プリピクテ国際写真賞 東京展「Prix Pictet Japan Award 2015-2017」が開催へ

優れた若手日本人写真家を支援することを目的に、2015年に設立されたプリピクテジャパンアワード。その受賞者である菊地智子、志賀理江子をはじめ、最終候補に残った作家の作品を紹介する「Prix Pictet Japan Award 2015-2017」が代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される。会期は12月13日~29日。

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画家・三瓶玲奈が個展「水の重さ、滲む光」で新作を発表。対象の本質を見極める真摯な眼差しをたどる

画家・三瓶玲奈の個展「水の重さ、滲む光」が、東京・六本木のYutaka Kikutake Galleryで開催される。東京オペラシティによる若手絵画の作家を紹介する企画展シリーズ「project N」(2017)でも展示を行うなど、近年注目を集めてきた三瓶の新作に期待したい。会期は12月15日〜2019年1月26日。

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第8回

シリーズ:これからの美術館を考える(8) コレクション/キュレーション/鑑賞の関係を再構築しよう

5月下旬に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想を発端に、いま、美術館のあり方をめぐる議論が活発化している。そこで美術手帖では、「これからの日本の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探る。第8回は、和歌山県立近代美術館教育普及課学芸員・青木加苗が美術館におけるコレクション、キューレション、そして鑑賞の関係を再考する。

12月は誰でもアクセスできるレアチャンス。キュンチョメによる「トマト缶とドーナツを交換する」映像上映プロジェクトとは?

2017年から18年にかけて、「アメリカのドーナツと沖縄のドーナツを合体させて穴のない完璧なドーナツをつくる」という映像プロジェクトを進めてきたアートユニット・キュンチョメ。現在、その上映プロジェクト「SCREENINGS by KYUN-CHOME : 完璧なドーナツを遠くへ投げる」の第4弾「トマト缶とドーナツを交換する」が、東京・駒込のカトリック本郷教会で開催されている。上映期間は12月8日まで(5日のみ閉場)。

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