日本が世界的にも優れた写真家を多く輩出していることを受けて、プルニエ財団(Prunier Foundation)の支援により2015年に設立された「プリピクテジャパンアワード」。地球の持続可能性(サステナビリティ)の問題に対して強いメッセージを投げかける、優れた若手日本人写真家を支援することを目的とし、15年は菊地智子、17年は志賀理江子が賞を受賞した。
代官山ヒルサイドフォーラムにて12月13日より行われる「Prix Pictet Japan Award 2015-2017」では、受賞者の菊地智子、志賀理江子をはじめ、これまで最終候補に残った小原一真、笹岡啓子、吉田志穂、横田大輔の計6名の作家の作品が展示される。
このアワードの過去2回の審査員は南條史生(審査委員長、森美術館館長)、笠原美智子(石橋財団ブリヂストン美術館副館長)、飯沢耕太郎(写真評論家、2015年度審査員)、鈴木理策(写真家、2015年度審査員)、後藤由美(インディペンデントキュレーター、2017年度審査員)、川内倫子(写真家、2017年度審査員)が務めており、第3回目の賞は2020年初旬に予定されている。