「TRANS-」から「アッセンブリッジ・ナゴヤ」まで、今週末に見たい3つの展覧会
11月11日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
11月11日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
建築、写真、出版というメディアを理論的に構築しながら作品を発表してきた飯沼珠実。その個展「Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家/二度消された記憶」が、東京・西麻布のKANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYで開催される。会期は11月9日〜12月14日。
聴覚と視覚の領域を横断しながら制作を続けてきたアーティストの池田亮司。その個展が、東京・六本木のTARO NASUで開催されている。本展で池田はLED作品や平面作品など、新作を含む10点強を発表。会期は11月22日まで。
AI時代の諸問題を人文・社会科学の領域から検討する青山学院大学シンギュラリティ研究所。今回、新たな未来を創造するためのプロジェクトとして、現代美術作家による展覧会や専門家によるトークイベントを行う「来るべき世界:科学技術、AIと人間性」が青山学院大学青山キャンパスにて開催される。会期は11月16日〜12月15日。
2020年4月25日より、福岡の九州国立博物館を皮切りに全国8都市で「古代エジプト展」が開催。オランダ・ライデン国立古代博物館が所蔵する古代エジプトのコレクションから、人間や動物のミイラ、棺などを含む約250点で構成され、最新の研究成果を発表する。
ロエベファンデーション クラフト プライズ 2019大賞受賞者である石塚源太や特別賞を受賞したハリー・モーガン、高樋一人の作品が、第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ「越境する工芸」にて展示される。会場は金沢21世紀美術館、会期は11月10日〜21日。
大竹彩子、齋藤芽生、盛田亜耶、吉澤美香によるグループ展「Out of Flora」が、東京・六本木のギャラリー・アートアンリミテッドで開催されている。本展は、現在目黒区美術館で開催されている齋藤芽生の個展「線の迷宮〈ラビリンス〉Ⅲ 齋藤芽生とフローラの神殿」に合わせて企画されたもの。会期は11月22日まで。
図鑑のように複数の絵画と言葉で社会を描く齋藤芽生の個展「線の迷宮〈ラビリンス〉Ⅲ 齋藤芽生とフローラの神殿」が、東京の目黒区美術館で開催されている。卒業制作を含む初期作から近作まで約100点を回顧展的にたどる本展では、19世紀植物図鑑の名作《フローラの神殿》も同時に見ることができる。会期は12月1日まで。
世界情勢や美術史に着目し、批評的な視点とユーモアを備えた作品を制作してきた小沢剛。その個展「小沢剛:Jアラート」が、東京・南麻布のMISA SHIN GALLERYで開催される。会期は11月8日〜12月21日。
「View」と冠した独自の風景画を描き続ける画家・津上みゆき。その個展「そこに在るのは些細なこと」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は11月22日~12月21日。
PUGMENTの2020年春夏コレクション「Purple Plant」の舞台は、戦後の占領下で言葉が失われた世界。人々が街に残るTシャツの文字から歴史を復元しようと試みるストーリーのもと、衣服のコレクションおよび東京都現代美術館でのインスタレーションを構成したという。
2019年5月13日に76歳で逝去した「もの派」を代表する美術家の関根伸夫。今回、その回顧展「関根伸夫 1942-2019」が、神奈川県の鎌倉画廊で開催される。本展では、関根が空間認識を探る礎となった初期を代表する「位相」シリーズの《位相No.9》から、アイデアの源泉である素描の数々や版画までを通覧できる。会期は11月9日~12月28日。
福岡・北九州市の現代美術センターCCA北九州で、マリーナ・アブラモヴィッチ展が開催されている。本展では複数のビデオ映像とサウンドによるインスタレーション作品《ハント》を展示。会期は12月6日まで。
11月3日は文化の日。これを記念して観覧無料となる主要な美術館・博物館をピックアップしてお届けする。
ファッション雑誌『ELLE Japon』の30周年を記念したアートイベント「ELLE LOVES ART」が開催。片岡真実のキュレーションによる15組の女性アーティスト展のほか、様々な分野で活動するクリエイターによる作品の展示やトークショーも開催される。会期は11月16日〜17日の2日間。
インディペンデント・キュレーター、カトウチカによる展覧会シリーズ「Unknown」の第8回が「イメージ」をテーマに開催。今回は山元彩香、鈴木のぞみ、庄司朝美、横山奈美、三田村光土里の5名をvoid+、HIGURE 17-15 casの2会場にて連続個展形式で紹介する。「#1 山元彩香 “Organ”」展の会期は11月1日〜30日。
花魁の高下駄から着想を得た「ヒールレスシューズ」などで知られるアーティスト・舘鼻則孝の新作個展が東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催。会期は11月22日~12月22日。
美術家・柳幸典の個展が、東京・原宿のBLUM & POEで開催される。本展は、柳が隠れた戦争の歴史を掘り起こす場として太平洋に興味を持ったという1990年代後半から2000年代初頭にかけて制作されたシリーズや、それに関連する作品群で構成したもの。会期は11月2日~12月21日。
北京とベルリンを拠点に、国際的な活動を続けるアーティスト何翔宇(へ・シャンユ)の個展「Who Are Interested in Us」が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。本展でヘは「内と外」という二元的対立や矛盾についての考察を中心とした作品群を発表。会期は11月18日〜12月21日。
ポップ・アートの先駆者のひとりとして知られるジャスパー・ジョーンズが1979年から2004年にかけて制作したシリーズ「Usuyuki」を展観する「Usuyuki」展が、東京・表参道のファーガス・マカフリー東京で開催される。会期は11月1日〜12月21日。