2020.11.22

SOMPO美術館が2021年度の展覧会スケジュールを発表。モンドリアンの生誕150年記念展からスタート

東京・西新宿のSOMPO美術館が2021年度の展覧会スケジュールを発表。モンドリアンの生誕150年記念展から、19世紀の風景画の展開を概観する展覧会、大正と昭和を生きた版画家・川瀬巴水の回顧展など充実のラインナップとなっている。

SOMPO美術館

 洋画家の東郷青児が収集した作品および自作の寄贈品約300点に始まり、フィンセント・ファン・ゴッホやピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌなどの印象派とポスト印象派や、アメリカの素朴派画家グランマ・モーゼスの作品など、約630点を所蔵する東京・西新宿のSOMPO美術館。その同館が2021年の展覧会スケジュールを発表した。

 1月にスタートするのは「生誕150年記念    モンドリアン展   純粋な絵画をもとめて」。モンドリアンの生誕150年を記念する同展では、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点と、国内外美術館所蔵のモンドリアン作品および関連作家作品約20点が一堂に集結。初期のハーグ派様式の風景画から、象徴主義や神智学に傾倒した作品、キュビスムからの影響がうかがえる作品、晩年の水平垂直と原色平面の「コンポジション」まで、モンドリアンの多様な表現を通覧できる。独自の幾何学的絵画構成で、デザインやファッション領域まで影響を与え続けるモンドリアンの芸術の広がりを再検証する展覧会だ。

 続く6月25日~9月12日の会期では、コローから印象派へと至る19世紀の風景画の展開を概観する「フランス美術館コレクション:風景画のはじまり コローから印象派へ」を開催。ミシャロンにはじまり、コロー、バルビゾン派、クールベ、ブーダン、ルノワール、ピサロ、モネらによる油彩画約50点、版画約20点を通して、フランス近代風景画成立の歴史をたどる。

 秋には大正と昭和を生きた版画家・川瀬巴水の回顧展(10月2日~12月26日)が開催される。巴水は、日本の四季折々の風景を描いたことで知られるが、その版画制作を支えたのが「新版画」運動の推進者で版元の渡邊庄三郎だった。本展では、まとめて見る機会の少ない連作など貴重な作品で構成され、高い人気を誇る巴水の世界へと誘うという。

 その後は、現代絵画の公募展「FACE」の2019年度から21年度までの「グランプリ」「優秀賞」受賞作家たちのその後の展開を紹介する「絵画のゆくえ2022」( 2022年1月14日~2月13日)、 「FACE展2022」が予定されている。