北斎と師弟たちの共演から、風間サチコまで。今週末に見たい展覧会ベスト3
今週スタートした展覧会と閉幕間近の展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。
今週スタートした展覧会と閉幕間近の展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。
千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館の開館30周年を記念し、「ふたつのまどか―コレクション×5人の作家たち」展が開催される。本展にはさわひらき、杉戸洋、野口里佳、福田尚代、渡辺信子が参加。それぞれが同館のコレクションを読み解き、新たなインスタレーションを展開する。会期は6月16日〜11月29日。
京都の寺社を舞台とした音楽プロジェクト「SOUND TRIP」が、2月6日よりスタートした。第1弾は、コムアイ × オオルタイチやKyokaなど、実験・電子音楽の第一線で活躍するアーティストたちが参加。壬生寺・貴船神社・三千院を舞台に、各アーティストが寺社に流れる様々な音を収録し、それらを用いて新しい音楽体験を制作・提供するという。
2015年からコム・デ・ギャルソンのアートワークを担当してきたアーティスト・baanai。その約1年ぶりの個展「Capillaries」が、2月19日に伊勢丹新宿店メンズ館のギャラリースペース「ART UP」で開催される。「ARIGATOU GOZAIMASU」の文字が作品を埋め尽くす新作が示すものとは?
東京・新宿の草間彌生美術館で、開館以来初となるグループ展「ZERO IS INFINITY 『ゼロ』と草間彌生」が開催される。会期は3月5日〜5月31日。
アートコレクティブ・チームラボの作品を体感できる施設「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」。その館内作品のビジュアルが、2020年3月1日〜4月30日の期間限定で桜の花になる。
東京都写真美術館で、編集者・林央子を監修に迎えた展覧会「写真とファッション」が開催される。本展には「COSMIC WONDER」を手がける前田征紀やファッションレーベルのPUGMENT、写真家のホンマタカシらが参加。再開後の会期は6月2日〜7月19日。
渋谷駅周辺の路上を中心とした100ヶ所以上のビルボードを利用し、映像作家・山田智和が新たな屋外型個展「BEYOND THE CITY」を開催している。渋谷を舞台とした写真と映像作品《BEYOND THE CITY》を展示するほか、オリジナル本編ムービーやPHOTOギャラリー、Recapムービーも特設サイトで公開している。会期は2月10日まで。
現在福岡市美術館では、「大浮世絵展」の同時企画として「まぼろしの春画 国貞三源氏」を開催中。本展は、歌川国貞による源氏物語のパロディーである春画「三源氏」の初摺本を揃って紹介する、世界で初めての貴重な機会だ。会期は3月22日まで。
武蔵野美術大学が運営する、東京・馬喰町のgallery αM。αMプロジェクトの独自企画「αM+」の第1弾として、アート・コレクティブ「国立奥多摩美術館」を紹介する展覧会「“国立奥多摩湖”~もちつもたれつ奥多摩コイン~」が開催される。会期は2月1日〜3月14日。
渋谷区神南の旧・トーキョーワンダーサイト渋谷(TWS渋谷)の後身として、2017年に「多様性」をコンセプトとして開設された東京都渋谷公園通りギャラリー。同ギャラリーが改修工事を経て、2月8日にグランドオープンする。またそれを記念して、展覧会「あしたのおどろき」を開催。会期は2月8日〜4月5日。
3月21日に開館する京都市京セラ美術館。ここに誕生する新展示スペース「ザ・トライアングル」の展覧会スケジュールが発表された(2020年3月13日追記:開館は4月4日に延期)。
日本の近代の芸術家たちに大きな影響を与えたフランスの画家、ジョルジュ・ルオー。その日本ゆかりの作品とともに、富岡鉄斎や梅原龍三郎、松本竣介など近代洋画家から現代の作家まで、両者の影響関係を紹介する「ルオーと日本展」が、パナソニック汐留美術館で開催される。会期は5月9日~6月23日。
今週スタートした展覧会と閉幕間近の展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。
2020年夏、東京都現代美術館で「漫画『もしも東京』展」が開催決定。本展では松本大洋、浅野いにお、石塚真一など20名のマンガ家が、「東京」をテーマに描き下ろした新作マンガを見ることができる。
2011年の東日本大震災発生直後に福島県の森に入り、そこに生えていたキノコの撮影を敢行した写真家のホンマタカシ。この「その森の子供 mushrooms from the forest」シリーズの新装版が、東京・恵比寿のPOSTより刊行された。現在POSTでは、同書の刊行記念展も開催されているので、こちらもあわせてチェックしたい(〜2月23日)。
パリにあるカルティエ現代美術財団で、ダミアン・ハーストによる個展「Cherry Blossoms」が開催。桜を描いた新シリーズを、パリで初披露する。会期は2020年6月〜11月。
気鋭のネオン・アーティストとして注目を集めるWAKUの個展「In Person」が、東京・原宿のCOMMONで開催されている。本展では、合計4点の新作発表に加えて、⾳楽監修にYATTのTAKAYUKI ISAYAMAを起⽤。会場全体をひとつの環境としてとらえて、展⽰を構成している。会期は2⽉2⽇まで。
主に剥離式のピールアパートタイプと呼ばれるポラロイドを用いて、ソフトフォーカスでの撮影を行う写真家ヨーガン・アクセルバル。現在、その個展「And I reminisce」が、京都のnode hotelで開催されている。会期は2月6日まで。
伝統工芸品の産地が衰退を続けるなか、技術継承と後継者問題を解決すべく、日々ものづくりと向き合っている木製デザイン雑貨ブランド「Hacoa(ハコア)」。今回、同ブランドは、木工と合わせてチョコレートを製作。東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催される展覧会「Hacoa Exhibition & Shop 木工とチョコレートの関係」を通じて、なぜいまチョコレートをつくったのか、その理由を解き明かしていく。会期は2月1日〜14日。