画家・松下まり子の個展「愛の飾らぬことばにおいて」が、GINZA SIX6階の銀座 蔦屋書店でスタートした。
絵画表現のみならず、多様なメディアを用いながら剥き出しの生を描く松下。生々しい肉体などを描いたペインティングやドローイングをはじめ、世界各地で集めてきた赤い布で部屋の窓を覆うインスタレーション《赤い部屋》、ロンドンの街中に生息するキツネを追いかけて制作した映像作品《Little Fox in London》、詩や立体など、その表現方法は多岐にわたる。
2017年には、ロンドンのデルフィナ財団でアーティスト・イン・レジデンスに参加。国内だけでなく海外での活躍も期待されている気鋭の作家だ。本展では、本展のために制作したという新作のペインティングを発表。本を愛するという松下が、本に囲まれたこの場所でどのような空間をつくり出すのか注目だ。会期は12月30日まで。