ゆかりの品々や言葉から女優の軌跡を辿る。「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」がそごう美術館で開催
2018年9月に世を去った女優・樹木希林。樹木希林の愛用品や写真、映像、残した言葉によって、その軌跡を振り返ることのできる展覧会「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」が、2020年1月1日に横浜・そごう美術館で開催されている。
2018年9月に世を去った女優・樹木希林。樹木希林の愛用品や写真、映像、残した言葉によって、その軌跡を振り返ることのできる展覧会「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展」が、2020年1月1日に横浜・そごう美術館で開催されている。
1850年代から1930年代後半までの80年間で、芸術がもっとも成熟したスペイン・カタルーニャ自治州の州都バルセロナ。ガウディやピカソ、ミロ、ダリなどが多彩な活動を繰り広げた同地の熱気を伝える作品約130点を紹介する「奇蹟の芸術都市バルセロナ」展が、東京ステーションギャラリーに巡回する。会期は2020年2月8日〜4月5日。
12月22日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
ゴッホ、ゴーガンに加えボナール、ヴァロットンなど「ナビ派」の画家たちが追究した親密なテーマのなかから子供に焦点を当て、都市生活や近代芸術と子供との関係を検証する「画家が見たこども展」が、三菱一号館美術館で開催される。油彩、版画、素描、挿絵本など約100点が集まる本展の会期は、2020年2月15日〜6月7日。
パリを拠点に活躍する写真家ピエール=エリィ・ド・ピブラックの日本初個展が、銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催される。同シリーズは、2013年から2シーズン、パリ・オペラ座バレエ団の公演会場であるガルニエ宮とオペラ・バスティーユの舞台裏に身を置き、ダンサーたちの生活に入り込んで制作された。会期は2020年3月11日~27日。
いま世界で高い注目を集めるフードアーティスト・諏訪綾子による個展「記憶の珍味」が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催される。来場者が実際に「あじわう」ことのできる展示のほか、会期中には参加型のパフォーマンスも行われる。会期は2020年1月18日〜3月22日。
毎年12月に「MoMA Design Store」のオンラインストア限定で販売される雑貨の詰め合わせ「ハッピーバッグ」。今年は、MoMAと人気アーティストのコラボレーションによるオリジナルスケートボード入りの福袋5種と、アートポスターとChampionのMoMA限定フーディが入った福袋1種、計6タイプで展開されている。
2020年は1970年に開催された大阪万博から50年の節目となる。これを記念し、企業所有の作品を軸に1970年万博で提示された「芸術」を紹介する「EXPO’70の芸術」が大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開催される。会期は2020年1月24日~2月15日。
2017年、Bunkamura ザ・ミュージアムで日本初の回顧展が開催され大きな話題を呼んだ写真家ソール・ライター。その新たな回顧展「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」が、ふたたび同館で開催される。会期は2020年1月9日〜3月8日。
東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールは、現代音楽家ヤコポ バボーニ スキリンジによる音楽と写真の融合を試みた新しいアプローチの展覧会「Bodyscore – the soul signature」を開催する。会期は2020年1月15日~2月16日。
カンボジアの現代アートを代表するアーティストのひとり、ソピアップ・ピッチの個展「RECLAIM―再生」が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。本展でピッチは新作のレリーフと立体作品を発表。会期は12月20日〜2020年1月25日。
12月16日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
2018年に第34回京都賞を受賞したアメリカ人作家ジョーン・ジョナスの個展「Waltz」が、東京・六本木のワコウ・ワークス・オブ・アートで開催される。本展は、昨年同ギャラリーで開催された個展に続く、京都賞受賞を記念する展覧会の第2期だ。会期は12月18日~2020年1月25日。
社会で見過ごされてしまうものを写真のテーマに据えてきた田附勝による「KAKERA きこえてこなかった、私たちの声展」が、横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。会期は2020年1月25日~2月23日。
森美術館で開催中の「未来と芸術展」の特別企画として、「AI×美空ひばり『あれから』」が期間限定で登場。最新のAI(人口知能)技術を使ってよみがえらせた美空ひばりの姿や歌声を4K 高画質で上映する。上映期間は12月20日〜2020年2月2日。
音楽やアートのみならず、ファッションの世界からも注目度の高いやくしまるえつこ。その独自の世界を後押ししてきたオリジナル衣装に焦点を当てる展覧会「YXMR FASHION RESEARCH / やくしまるえつこ衣裳展」が、六本木ヒルズ森タワー52階の東京カルチャーリサーチで開催される。2019年12月・20年1月・2月、と各月12日間ずつ「FACETASM」「writtenafterwards」「SINA SUIEN」による衣装をピックアップして展示するという。
戦後日本の抽象彫刻を牽引し、東京スカイツリーのデザイン監修でも知られる彫刻家・澄川喜一。その木彫作品から全国各地の野外彫刻まで、60年以上にわたる創作活動を総括する大規模個展「澄川喜一 そりとむくり」が、横浜美術館で開催される。会期は2020年2月15日~5月24日。
今年10月、京都・嵐山に誕生した福田美術館で「若冲誕生~葛藤の向こうがわ~」展が開催される。本展では新たに発見された最初期の彩色画《蕪に双鶏図》など若冲の秘蔵作品のほか、同時代の画家たちによる優品を公開する。会期は2020年3月28日~6月21日(展示替えあり)。
山種美術館が広尾に移転・開館してから10周年を迎えたことを記念し、特別展「上村松園と美人画の世界」が開催される。本展では同館の松園コレクション全18点を一挙に公開するほか、近代・現代の画家たちが手がけた美人画の数々を紹介。会期は2020年1月3日〜3月1日(展示替えあり)。
松屋銀座 8階イベントスクエアで、「利休のかたち―継承されるデザインと心 展」が開催される。本展は、茶の湯を大成した千利休にまつわる道具のかたちと、その継承の軌跡と意義を紹介するもの。会期は12月27日〜2020年1月20日。