春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を夢見る下僕出身の少年・信(しん)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)の成長と活躍を描いた原泰久による大人気マンガ『キングダム』。
現在も『週刊ヤングジャンプ』(集英社)連載中の同作は、コミックス累計発行部数7000万部を突破。テレビアニメ化・実写映画化もされ、その壮大なストーリーと登場人物たちの熱き言葉が多くの読者を魅了している。
連載開始から15年目を迎える2021年、そんな『キングダム』の魅力の原点に迫る展覧会「キングダム展 -信-」が上野の森美術館、福岡市美術館で開催される(以降、全国巡回予定)。
本展は、第1話「無名の少年」から第438話「雄飛の刻」までのストーリーで構成。原泰久直筆の原画や描きおろしのイラストを多数展示する、過去最大のキングダム展となる。
サブタイトルを「信」とした本展では、仲間や敵との出会い、そして別れを糧に成長を遂げる主人公・信にフォーカス。著者が信に込めた想いが原画とともに表現される。信の歩んだ道をたどりながら、作品が持つ圧倒的な迫力と感動を体感したい。