2021年1月11日に閉館する東京・品川の原美術館。ここを舞台にした音楽短編映画が配信される。
「TWO – in transit Hara Museum」は、ピアニスト・美術家として世界中で活動する向井山朋子と、オランダを代表するシネマトグラファー、レニエ・ファン・ブルムレンによる音楽とビジュアルストーリーを織り交ぜたシリーズの第2弾。このシリーズは、今年1月にメキシコ・メリダ市大聖堂に3Dマッピングした野外コンサート「ONE」で始まったもの。今回の「TWO」は、原美術館を舞台に制作、撮影、編集し、2021年1月2日から原美術館が東京での活動に終止符を打つ1月11日まで配信される。
「TWO – in transit Hara Museum」の音楽は、21年新春にCDリリースされるヤニス・キリアキデス作曲の「La Mode」や、オランダを代表する作曲家ルイ・アンドリーセンが向井山のために書き下ろした「バラの記憶」など21世紀の音楽が使用されるほか、バッハやハイドンなどの古典作品が美術館の様々な場所に置かれたピアノによって奏でられる。
また本作には、俳優やダンサーなど多岐に渡る表現で知られる森山未來が「パラレルワールドの住人」として出演。これが向井山との初共演となる。