
より良い暮らしを実現するデザイン。イームズ夫妻による「イームズハウス」の思想を読み解く展覧会が開催
椅子をはじめとする家具のデザインで知られる、チャールズ&レイ・イームズ夫妻。2人が設計し、1949年に完成したアメリカ・ロサンゼルスの住宅兼スタジオ「イームズハウス」に焦点を当てた展覧会「イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン」が、東京・東陽町のギャラリーエークワッドで開催される。会期は3月19日〜5月30日。

椅子をはじめとする家具のデザインで知られる、チャールズ&レイ・イームズ夫妻。2人が設計し、1949年に完成したアメリカ・ロサンゼルスの住宅兼スタジオ「イームズハウス」に焦点を当てた展覧会「イームズハウス:より良い暮らしを実現するデザイン」が、東京・東陽町のギャラリーエークワッドで開催される。会期は3月19日〜5月30日。

「水辺とアート」をキーワードに、街全体で壁画や写真の展示を行う「TENNOZ ART FESTIVAL 2019」が、天王洲エリアの7会場で開催される。淺井裕介、小林健太、松下徹のほか国外からも作家が集結し、現地で制作を行う。すべての会場を見ることができるコア期間は3月8日〜4月7日。

1930年代から名古屋を拠点として活躍した写真家・坂田稔は、当時の前衛写真運動を牽引し、独自の写真論を展開した。30年代末からは民俗学へと至り、「常民」の生活を取材。常設企画展として開催された本展は、これまで知られることのなかった前衛のその後の活動を、遺されたプリントとネガからたどるもの。愛知県美術館学芸員の副田一穂が論じる。

36人の優れた和歌の詠み人「歌仙」を描いた鎌倉時代の名品《佐竹本三十六歌仙絵》。100年前に分割されたこの作品が、京都国立博物館の特別展「流転 100年 佐竹本三十六歌仙絵と王朝の美」で集結、過去最大規模になることが発表された。

今週開幕した展覧会と今週末スタートする展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。

オランダを代表する美術館、アムステルダム国立美術館でレンブラント没後350年を記念する大規模なレンブラントの回顧展「All the Rembrandts」が2月15日に開幕した。同展では、アムステルダム国立美術館のレンブラントコレクションから油彩画22点が史上初めて全点展示されている。会期は6月10日まで。

まもなくその幕を下ろそうとしている平成。激動の30年におけるグラフィックデザインのあり方を検証する展覧会「ヘイセイ・グラフィックス」が、福島のCCGA現代グラフィックアートセンターで開催される。会期は3月1日〜6月9日。

2017年4月20日、東京・GINZA SIX内にギャラリー「THE CLUB」がオープンした。日本ではまだ目にする機会が少ない現代のアーティストを中心に、時代や分野を超えた展示を行うこのギャラリーが掲げるのは、欧米とアジアの架け橋となり、美術を通じて、様々な人、文化が交わり、新たな感性を発見できる場所になること。オークションハウス「サザビーズ」での経験を生かして現在「THE CLUB」のマネージングディレクターを務める山下有佳子に、自身のこれまでとギャラリーの現在、これからについて話を聞いた。

荒神明香、南川憲二、増井宏文を中心としたアーティストグループ「目」による「まさゆめ」が東京都とアーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL 企画公募」事業のひとつに採択された。 国籍や性別、年齢問わず広く世界中から募集し、選ばれた「実在するひとりの顔」を、2020年の東京の空に浮かべるこのプロジェクトの概要を紹介する。

メキシコを拠点とするアーティスト、マリオ・ガルシア・トレスの個展「時のなかで重なり合って」が、六本木のタカ・イシイギャラリー東京で開催される。会期は2月23日〜3月16日。

没後500年を記念し、イギリス国内12の都市で同時開催中のレオナルド・ダ・ヴィンチのドローイング展。そんななか、イギリスのロイヤル・メールが12の展覧会からダ・ヴィンチのドローイングを採用した記念切手を発表した。

画家の近藤恵介と小説家・古川日出男による、2年半ぶり4回目となる展覧会「、譚(てんたん)」が東京・代官山のLOKO GALLERYで開催される。本展では公開制作のほか、古川の新作小説『焚書都市譚』をベースにした「画廊劇」と称する演劇/パフォーマンスを展開する。会期は3月22日〜4月21日。

未来社会をイベント参加者とともに考えていく「未来の学校祭」が、六本木の東京ミッドタウンで2月21日から24日にかけ初開催される。「アートやデザインを通じて、学校では教えてくれない未来のことを考える新しい場」がコンセプトのイベント内容とは?

岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)。22回目の今年は、大賞となる岡本太郎賞には檜皮一彦が、岡本敏子賞には風間天心が選ばれた。

イギリスの老舗ギャラリー、リッソン・ギャラリーが、3月22日に上海・外灘に新しいスペースをオープンすることを発表した。こけら落としの展覧会では、マリーナ・アブラモヴィッチ、シラゼー・ハウシャリー、リチャード・ロング、宮島達男によるグループ展を開催する。

藤代冥砂の個展「Roses」が、東京・外神田のAI KOWADA GALLERYで開催される。本展では、藤代が初めて「花」を被写体にしたシリーズを見ることができる。会期は2月16日〜24日。

第9回
昨年5月に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想。これを発端に美術手帖では「これからの日本の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探るシリーズを掲載してきた。第9回は、数多くの大型展覧会を手がけてきた三菱一号館美術館館長・高橋明也が「ブロックバスター展」のこれまでとこれからを論じる。

国と個人や、精神と身体の関係を探究し、演劇的な手法によって映像作品を生み出しているアーティスト・小泉明郎が個展「私たちは未来の死者を弔う」を北千住・BUoYで開催。新作を発表する。会期は2月22日〜3月10日。

昨年のルーメン賞で金賞を受賞したドイツ人のデジタルアーティスト、マリオ・クリンゲマンが手がけた世界初のAIを使ったインスタレーション《Memories of Passersby I》。本作が、3月6日にサザビーズ・ロンドンで行われる現代美術のデイ・オークションに登場する。

竹内均、古澤龍、岸裕真ら7組によるメディア・アートの展覧会「Eureka」が、東京・西麻布のGALLERY WATERで開催される。会期は3月2日〜10日。