日本最大のアートフェア「アートフェア東京」を手がける一般社団法人アート東京が、京都を舞台に新たなアートフェアを開催する。
会場となるのは、世界文化遺産として多くの観光客で賑わう二条城にある⼆の丸御殿台所・御清所および東南隅櫓。出展ギャラリーは、古美術から現代美術までをカバーする30ギャラリー。現代美術からは、imura art gallery(京都)やタカ・イシイギャラリー(東京)、ミヅマアートギャラリー(東京/シンガポール/ニューヨーク)、シュウゴアーツ(東京)などが参加する。
本フェアの開催について、主催者側は「⽂化庁が全⾯的に移転する京都において、新元号・令和となった本年より毎年、京都から時代を超える価値あるアートを、社会に広く届けていくことを⽬指します」としており、今後も継続してフェアを開催する意向を明らかにしている。
なお、本フェアの実行委員会では京都市長・⾨川⼤作が委員⻑に就任。委員には近藤誠⼀(公益財団法⼈京都市芸術⽂化協会理事⻑)、 佐々⽊丞平(京都国⽴博物館館⻑)、⽴⽯義雄(京都商⼯会議所会頭)、渡邉隆夫(京都府中⼩企業団体中央会会⻑・⻄陣織⼯業組合理事⻑)が名を連ねており、期待度の高さが伺える。
京都では、アーティスト・椿昇がディレクターを務めるアートフェア「ARTISTS’ FAIR KYOTO」が2018年から始まっており、今回のartKYOTOが定着すれば、日本屈指の観光都市でふたつのフェアが共存することになる。