実測を通してガウディ建築の魅力に迫る。企画展「ガウディをはかる -GAUDI QUEST-」が建築倉庫ミュージアムで開催

サグラダ・ファミリアなどで知られるスペインの建築家、アントニオ・ガウディ。今回、実測家・建築家の田中裕也が40年にわたって続けてきたガウディ作品の実測図と考察をもとに、その魅力を解き明かす展覧会「ガウディをはかる -GAUDI QUEST-」が東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムで開催される。会期は3月27日〜6月30日。

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アーティスト・中谷芙二子のふたつの顔。飯田豊評「霧の抵抗 中谷芙二子」

「霧のアーティスト」として世界的に知られるいっぽう、社会を鋭く見つめたビデオアートの制作や、ビデオを用いた表現を行う若手作家の発掘と支援に尽力した中谷芙二子。水戸芸術館現代美術ギャラリーで行われた日本初となる大規模個展を、社会学者の飯田豊がレビューする。

REVIEW

テーマは「キャンプ」。 メトロポリタン美術館「Camp: Notes on Fashion」が見せるファッションの競演

メトロポリタン美術館の衣装研究所(コスチューム・インスティチュート)が開催してきたファッションの展覧会。今年はスーザン・ソンタグの「キャンプ」の概念を起点とした展覧会「Camp: Notes on Fashion」が行われることがわかった。会期は5月9日〜9月8日。

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公開講座で精神的苦痛。女性受講生が京都造形芸術大学を提訴

アーティスト・会田誠らが講師を担当した、京都造形芸術大学の公開講座「人はなぜヌードを描くのか、見たいのか。」を受講した女性が精神的苦痛を受けたとして、同大の運営母体である学校法人瓜生山学園を提訴。東京地裁に、慰謝料など約333万円の支払いを求める訴訟を起こした。

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コレクティブを率いて、独立した活動を模索せよ。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校が新課程「コレクティブリーダー」をスタート

思想家・東浩紀が運営する株式会社ゲンロンが、2015年に立ち上げたアートスクール「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」。同校で4月7日より開講する新課程「コレクティブリーダー」の受講生を現在募集中だ。募集締切は3月11日(先着順)。

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写真集に特化したアートブックフェア「Photobook JP」が横浜で開催。横田大輔の作品をフィーチャーした特別企画も

写真集に特化したアートブックフェア「Photobook JP」が、横浜・大さん橋ホールで開催される。同フェアは日本の写真集シーンの底上げを目指して昨年に初開催され、約1万人の来場者数を記録。今年も展示のほか、トークやサイン会、特別企画「Print House Session」などさまざまなイベントが行われる。会期は2月28日〜3月3日。

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「大正生まれの架空の三流画家」に擬態して。ユアサエボシの個展「プラパゴンの馬」がEUKARYOTEで開催

その背景や設定を細かくつくり込み、コラージュやペインティングを虚実の入り交じるかたちで発表してきたユアサエボシ。その個展「プラパゴンの馬」が、東京・神宮前のEUKARYOTEで開催される。本展では、「大正生まれの架空の三流画家」であるユアサエボシに関する資料の公開や、1965年に京橋の貸し画廊で行われた個展の再現として展示が行われる。会期は3月7日〜31日。

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チームラボが広大な名勝地で自然とテクノロジーを融合。「かみさまがすまう森」が佐賀・御船山楽園で今年も開催

チームラボが2015年から毎年行っている展覧会「チームラボ かみさまがすまう森」。今年も、7月〜10月31日(予定)にかけて佐賀・武雄温泉の御船山楽園での開催が決定した。御船山楽園は、50万平米の広大な敷地に巨石や洞窟、森、庭を有する名勝地。チームラボは、そこでどんな作品を出現させるのか?

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美人画から装い、労働、春画まで。浮世絵に描かれた「女のくらし」をたどる展覧会が渋谷区立松濤美術館で開催

江戸時代に生きた女性たちの「くらし」の様相を、浮世絵や着物、化粧道具、外国人の記録などから探る展覧会「女・おんな・オンナ〜浮世絵にみる女のくらし」が、渋谷区立松濤美術館で開催される。本展ではいわゆる「美人画」のほか、化粧や労働を描いたもの、春画などを幅広く展示。会期は前期が4月6日〜5月1日、後期が5月3日〜26日(各期間中に一部展示替えあり)。

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「レクチャーパフォーマンス」を逆照射する試み。長谷川新評 佐藤朋子展「103系統のケンタウロス」

1月19日と20日の2日間限定で横浜で開催された佐藤朋子展「103系統のケンタウロス」。本展の来場者は、それぞれ会場から数分歩いたバス停から103系統のバスに乗り、作家によるレクチャー音声を聴きながら終点まで向かうよう指示された。「レクチャーパフォーマンスとは何か」を問いかけ、さらにその欠点を露わにした本展を、インディペンデント・キュレーターの長谷川新がレビューする。

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